歴史に宗教の勉強は必須ですが、私は大の苦手です!
興味はあるんですが、理解が難しいからです!
民族によって捉え方が違うものね。
そしてデリケートだわ。
でも神秘的でとても面白いわ。ぜひ学びましょう。
そうだよね…!
頑張るよ!
登場人物
マルティン・ルター
出身地:神聖ローマ帝国
職業:神学者・聖職者・作家
ヨーロッパ全土を揺るがした「宗教革命」を起こした真面目な人。
この宗教革命からキリスト教の中で新教「プロテスタント」が生まれる。
・宗教改革
・九十五か条の論題
・プロテスタント
日本は戦国時代。ラファエロと同い年
ジャン・カルヴァン
出身地:スイス
職業:神学者・牧師
ルターに次ぐスペイン宗教改革の指導者。
同じプロテスタントでもルターの考えとは違う。
・宗教改革
・カルヴァン派
・プロテスタント
・キリスト教綱要
・予定説
・職業召命観
日本は戦国時代。ジェーン・シーモア同い年
ヘンリー8世
王朝:テューダー朝2代目
タイプ:暴君
離婚したいがために教会に喧嘩売って新しい教会作ったちょっとアレな王様。
こう見えても最初はレオ10世から褒められて「信仰の擁護者」とかいう称号をもらってる。
・絶対君主
・国王至上法(首長法)
・イギリス国教会
日本は戦国時代。正徳帝と同い年
レオ10世
出身地:イタリア、メディチ家
職業:ローマ教皇
ルターが宗教改革起こす原因を作った人。見事な悪代官面。
金儲けのために魔法の紙を販売。
・宗教改革
・サン・ピエトロ大聖堂建設
・贖宥状(免罪符)
・メディチ家
日本は戦国時代。ミケランジェロと同い年
ざっくりまとめ
ううう…怖い顔のおじさんがたくさん…
昔々、イエス・キリストがおりました。彼は死後に神様として崇められ、キリスト教が誕生します。
キリスト教の教えは「祈ればどんな人も救われる」という感じのものだったので、万人受けして広まりました。
このキリスト教はその後二つに分裂します。その一つがカトリックです。
ヨーロッパではカトリックをずっと信仰してたんですが、ある日事件が起こります。
きっかけは魔法の紙
時の教皇レオ10世。メディチ家出身で商売気質な人です。
大きな教会サン・ピエトロ大聖堂を建設していたときのこと、お金が不足します。
困った彼は名案を思いつきました。
贖宥状(免罪符)というものを出します。
これは魔法の紙です。
なんとこれを買うと「罪が許され天国に行ける」というアイテムです。
…
っていうのは嘘で。
でも教皇が言うから効果は抜群です。欲しがる人が続出します。
この感じ、お金を搾り取られる様子をローマの牝牛って言われます。乳搾りされてる感じですかね。
この悪徳商法みたいな贖宥状。バカ売れしますが、ある男が噛み付きます!
それがルターです。
ルターは真面目な人で「金さえ払えば救われる贖宥状の販売」を非難します。
そして九十五か条の論題という贖宥状のおかしいところをいっぱい書いて訴えます。
そうすると怒るのはレオ10世。そして教皇の味方である神聖ローマ帝国皇帝のカール5世です。
えっ、嘘だったの?
財布出すところだった…お守りになるかと思って…
危ない危ない笑
なんでカール5世が出てくるのかっていうと、神聖ローマ帝国皇帝っていうのはローマ教会の守護者なんです。だからルターみたいに歯向かってきた人を注意しないとなんです。
時代はルターに味方する
偉い人に逆らったことで、ピンチのルター。
しかし時代はルターに味方しました!
なんと教皇や皇帝に不満を覚えていた人から「ルターの言ってること正しいよな」って思われます。
ルターは皇帝に歯向かったので命の危険があったのですが、ザクセン選帝侯ヨハン・フリードリヒに保護されます。選帝侯って神聖ローマ皇帝を決めるあの偉い選帝侯です!
ああよかったね〜!
みんなおかしいって思ってたんだね〜
ルターは保護されてる間に新約聖書をドイツ語に訳します。
ドイツ語にしたことで、神聖ローマ帝国の人は読めるようになり、みんな聖書を見直すんです。
背景に活版印刷術ができてたんで、ガンガン出版できるようになりました!
読んでみたらあら不思議!教会が教会が今まで言ってきた事と書いてある内容が違います!
古くからある教えではなく、教会が権力によって腐敗したことがバレました。
悪いことはできないわ。お天道様は見ている。
いつか必ずバレるものよ。
ここから神聖ローマ帝国内で宗教対立が勃発します。
そうそう、なんで神聖ローマ帝国の中で贖宥状が売られたかって理由ですが、前回やったようにとてもバラバラの国でリーダーの力がありません。なので取り締まる人がいなかったんです。
ルターの影響①
ルターの考えに賛同した「ルター派」に属される人々が戦争を起こします。
「騎士戦争」「ドイツ農民戦争」です。
しかし当初農民に同情的だったルターですが、諸侯と対立したことで裏切る形になります。
ルターを保護してくれたのは選帝侯なので、諸侯に楯突くのは同意できなかったのです。
諸侯の中の選ばれし人が選帝侯なんだっけ?
そうです!
そんな感じで教会と対立してく人たちが増えていきます。
しかしカール5世はそれどころじゃありません。世界最大最強の国「オスマン帝国」が迫ってきているからです。
なので会議を開いてルター派を認めたり、状況に応じて覆したりします。
これが余計怒らせてしまい、「反抗するもの。プロテスタント」を生み出してしまうのです。
そしてついに皇帝カール5世に反抗する集団が出てきました。
この諸侯たちは「シュマルカルデン同盟」を組んでカール5世の圧力に対抗しようとします。
ちなみにフランス王フランソワ1世はずっと対立してるので、アンチカール5世を支持してます。
すごい執念だわ!こっちに来ないように結界をはっておくわ。
カール5世VSシュマルカルデン同盟の戦いも勃発。これをシュマルカルデン戦争といいます。
でも同盟軍は負けます。
とはいえこのときカール5世は度重なる戦争で体はボロボロ。
弟フェルディナント1世にヘルプを頼み和議を結びました。
これにて一見落着かと思いきや、この後ヨーロッパ全土で宗教戦争が巻き起こるのです…。
戦争ばっか…!
あとがき
以上が宗教改革ルター編になります!
次回はカルヴァン、ヘンリー8世にも触れていきます。
なんだかとっても難しいね…!
他国の宗教の話、気になるわ。
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