土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

怖い絵展の主役!9日間の女王_ジェーン・グレイ

こめ

時は流れて16世紀イングランド

ひつじだ

えっ…この前人類誕生したばかりなのに…?

こめ

このサイトの前身サイトからの移行記事です。
過去に見た方もいると思います。
初見の方、意味不明ですいません。かくかくしかじかなんです。
最初に書いたものなので、荒削りです。

わしみ

ふむ…

登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジェーン・グレイ

王朝:テューダー朝4代目
タイプ:悲劇

(在位が短すぎるので「クイーン」でなく「レディ」がつけられてます)
「9日間の女王」の異名の通り、在位はたったの9日間。
本人は女王になる気はなかったのに、周りの大人に担ぎ出されて処刑されることになる。まだ16歳。

・「怖い絵展」メイン絵画で有名

日本は戦国時代。豊臣秀吉と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヘンリー8世

王朝:テューダー朝2代目
タイプ:暴君

いろいろパワフルな王。夫としては最悪。
その通りかなりゲスい結婚歴の持ち主。
6人の奥様がいる。処刑したり、離婚したり。

・絶対君主
・国王至上法(首長法)
・イギリス国教会

日本は戦国時代。正徳帝と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メアリー1世

王朝:テューダー朝5代目(ジェーン・グレイをカウントしないと4代目)
タイプ:冷酷

異名は「ブラッディ・メアリー」。
ヘンリー8世の1番目の王妃の子。
エリザベス1世&エドワード6世とは腹違いの兄弟。
肖像画の通り怖い人。でも生い立ちが悲しい。

・宗教改革
・虐殺

日本は戦国時代。大谷吉継と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エリザベス1世

王朝:テューダー朝6代目(ジェーン・グレイをカウントしないと5代目)
タイプ:名君

ヘンリー8世の2番目の王妃の子。
メアリー1世&エドワード6世とは腹違いの兄弟。
絶対王政全盛期の女王。
でもそれは今回の話からもっと先のお話。

・絶対王政最盛期の女王
・国民的人気
・統一法発布
・メアリー・スチュアート処刑
・アルマダ海戦で勝利
・東インド会社設立

日本は戦国時代。前田慶次と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エドワード6世

王朝:テューダー朝3代目
タイプ:少年王

ヘンリー8世の3番目の王妃の子。
メアリー1世&エリザベス1世の腹違いの弟。
病弱だったため、早くに亡くなってしまう。
そのため次期王として、ジェーン・グレイに白羽の矢が立つことに。

・一般祈祷書の作成

日本は戦国時代。豊臣秀吉と同い年

怖い絵展

こめ

聞いたことある方もいるのでは

2017年10月7日 (土) 〜 2017年12月17日 (日)に東京の上野の森美術館で開催された「怖い絵展」。
「どうして。」のキャッチコピーが哀しい。

そのメインになっていた作品がこちら。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひつじだ

い、いや〜〜…怖いよおお…

こめ

この絵の真ん中で目隠しをされてる白い服の女性。この人が今回の記事の主役ジェーン・グレイである。
見たらわかるけど、処刑される手前の瞬間。(実際は外で執行された)

わしみ

むむ…このレディが処刑されるようなことをしたのかね!
まだ16歳…

こめ

なぜこんなことになったのか!
彼女の人生を紐解いていきましょう!

王位継承から最も遠かったのに

こめ

時は16世紀イングランド。日本は戦国時代です!

こめ

この時王様だったのがヘンリー8世です。一番上のおじさんです。
奥さんはたくさんいたけど子供は3人でした。子供の親は全員違います。

わしみ

うむ。まあそういうこともある。

こめ

複雑な事情があり、メアリー1世エリザベス1世はこの時「女王になれる権利」が取り消されていました。
そうなると男の子のエドワード6世が次の王様になりますよね!

こめ

しかしエドワード6世は病弱だったため、長期で王様やるのは厳しいなと周囲から思われていました!

ひつじだ

まだ主人公出てこないね…どこから巻き込まれてしまうの…

ヘンリー8世の死から動き出す「次の王は誰だ?」

こめ

しばらくしてヘンリー8世が亡くなります。
そしてエドワード6世が王になるんですが、まだ9歳!
とても政治ができる年齢ではありません。

こめ

そこで補佐役としてエドワード・シーモアというおじさんがつきました。
王様の付き人ともなれば立場も上がります。

わしみ

うむ、まあ普通だな

この時のイングランドの情勢は宗教問題があった

こめ

ちょっとこの時のイングランドの背景を見ていきましょう!

こめ

国内はヘンリー8世の離婚問題から宗教問題に発展し、キリスト教の中でもカトリックプロテスタントの二つの派閥が対立。兄弟でも違ってました(母親の影響もあり)。

ひつじだ

えええ〜ヘンリー8世の影響すごい〜…

こめ

国内も家庭内も荒れてる中で、補佐役のエドワード・シーモアを失脚させ、ジョン・ダドリーという別のおじさんが頭角を現してきます。
このおじさんがジェーン・グレイを巻き込む張本人です!

こめ

ヘンリー8世は遺言を残していました。
“次の王の優先順位はエドワード6世→メアリー1世→エリザベス1世→ジェーン・グレイ”。
病弱なエドワード6世にもしものことがあれば、その次に王になるのはメアリー1世です。
メアリー1世は熱心なカトリック。ジョン・ダドリーとは対立する関係になります。

わしみ

ほう、ではメアリー1世が王になればジョン・ダドリーの立場は危うくなるな。

こめ

そうです!
しかもジョン・ダドリーは周りを蹴落として上にいった人間なので、人望はありませんでした。敵が多い彼は考えます。
「そうだ、自分にとって都合のいい人を王にしてしまえ!エドワード6世が生きてるうちに!」

巻き込まれる悲劇の女王

こめ

エドワード6世は15歳で早世するのですが、ジョン・ダドリーは亡くなる直前に手を打ちます。
それは自分の息子とジェーン・グレイを結婚。そうなると義理の娘になりますね。

こめ

そしてジェーン・グレイを無理矢理女王に担ぎあげてしまうのです!

ひつじだ

え〜!

こめ

もちろんジェーン・グレイに野心はありませんでした。
16歳の彼女は訳もわからんまま、周りの大人たちにいいようにされてしまいます。
そうして女王になるのですが、面白くないのはメアリー1世です。
だってヘンリー8世の娘ですもん!自分差し置いて何勝手なことしてんだ!と。

そして断頭台へ

こめ

対決する二人ですが、メアリー1世の圧勝に終わります。
だってジョン・ダドリーは人望ないし、正統性もない。

わしみ

むう…これではジェーン・グレイも危うい立場になってしまうな!

こめ

メアリー1世はジェーン・グレイが悪い子じゃないのはわかってました。
彼女のことは許そうとしますが、ジェーン・グレイの身内が反乱を起こしたり、どうしても野放しにしておけない状況になっていきます。

ひつじだ

メアリー1世が許しても処刑されてしまう運命になるなんて…

こめ

ジェーン・グレイは自分の運命を受け入れ断頭台に上がりました。
わずか16歳で罪のない彼女は、大人たちの野望に巻き込まれてしまった。
女王になってからわずか9日間しかたってなかったというのに。

こめ

余談ですが、この時代まだギロチンはありません。
なので斧で叩き斬る感じになります。
一撃で首が落ちないこともある…ひええ〜

あとがき

こめ

何年か前の記事を見直しましたが、誤字も多く恥ずかしい限り。

こめ

次回は発端となったヘンリー8世になります!
凄まじき結婚歴…

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