土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

盛ってる!?中国最高名君の治世(李淵と李世民)

こめ

前回の隋が終了し、今回から唐の時代に突入!
今度は長いぞ〜!

わしみ

最高の名君…!学ばねば!

こづか

なんだか女性に振り回されそうな時代ね。

登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

李淵(りえん)

家系:鮮卑?
王朝:唐王朝初代皇帝
タイプ:息子がすごい

隋の末期に唐を建国。息子がすごくて霞んでる。
高祖とも言われる。

・唐を建国

日本は飛鳥時代。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 李世民(りせいみん)

家系:鮮卑?
王朝:唐王朝2代皇帝
タイプ:最高クラスの名君

屈指の名君。なのに割と暴君の煬帝と似ている。
やったことがめちゃ多い。李世民の治世はとても平和で最高だったらしい。市民羨ましい。太宗(たいそう)ともいう。

・貞観の治
・三省六部
・州県制
・律令国家体制
・均田制
・租庸調制
・府兵制
・科挙

日本は飛鳥時代。

こづか

あら?李世民のお髭、よく見ると…🍥

唐スタート!

こめ

前回暴君の煬帝(ようだい)が存命のうちに、李淵(りえん)という武将がを長安に建国しました。
煬帝の次に一瞬3代目が誕生しましたが、一瞬で終わります。
李淵に皇帝の座を渡し、は滅亡します。

わしみ

いとこだったのか。
たった30年…国作りとは誠に難しいものだな。

こめ

今回紹介する親子の図です。
特に二代目の李世民(りせいみん)は事実上の唐の建国者であり、あまりにも理想的な政治だったため、貞観の治と呼ばれています。
それでは見ていきましょう。

活躍する兄弟と嫉妬

こめ

隋末期の戦いから、息子の李世民はとても優秀で功績を残します。
末期なので、いろんな勢力が出て皇帝になろうとしましたが、李世民の活躍もあって、李淵が勝ち残ります。

こめ

目立った活躍があるので、当然部下たちは李世民に跡を継いでほしいと思います。
その様子を見ていたのは長男と四男。李世民は次男ですから、長男からしたら弟の方に白羽の矢が立とうとしてて、面白くないです。

こづか

まあ…確かにそう感じるのは仕方ないわ。
でも皇帝はできる人がなった方といいと思うのだけれど。

こめ

なんとか李世民を追い落としたい長男と四男はパパの李淵に言います。
「あいつが優秀なんじゃなくて、部下が優秀なんだ。」
悪口を言って評価を下げようとします。

こづか

嫉妬してしまう気持ちはわからなくもないわ。
けど、こういう人間性ではやはり皇帝になれないのでは?

身内でも容赦ない

こめ

悪口はエスカレートし、暗殺まで計画されます。
それを察知した李世民は、やられる前にやります。
兄弟を倒しました。

わしみ

なんと…!
…ん?お父上はなぜ幽閉されている!?

こめ

李世民はお父さんの李淵から皇帝の座をもらいます。
最初は李世民暗殺計画からスタートでしたが、この感じからして、李世民側のクーデターですね。

こめ

皇帝になった李世民。
唐の周辺にいた異民族の突厥(とっけつ)を服属させ、吐蕃(とばん)と和平を交わしました。

三省六部

こづか

これは…組織図かしら?

こめ

そう、統治するにあたっての制度です。
ちなみに皇帝の力はあんまりありません。
その辺も踏まえて見ていきましょう。

こめ

まず皇帝がトップにいます。
しかし皇帝の命令を考えるのは皇帝ではなく、メガネの中書省です。
そこで門下省に提案します。この門下省、メンバーは門閥貴族です。
貴族にとって不都合な命令内容であれば、突き返すことができます。

こづか

そうなると実質権力があるのは貴族なのね。
皇帝の命令と称して自分達の都合のいい内容だけ通す。
提案内容は他人任せでいい身分ね。

こめ

その貴族に都合のいい内容が通ると、尚書省に連絡が行きます。
ここはさらに細かい6つの部があります。
内容は見ての通りですが、隋の楊堅の時にやった科挙はここでも活かされてます。

こづか

試験を受けて面接があるイメージね。
これなら貴族とか関係なく、能力で見てもらえるわ!
…見た目も良くないと採用されないのね。

理想の政治

こめ

李世民は有能な人だったので、いろんな政策を行います。
中にはさっきの科挙のように、隋から引き続き行なってるものも。

わしみ

覚えることが多いな…。
ワンマンではなく、部下の進言にも耳を傾けながら行う。
簡単そうでなんと難しいことか!

こめ

李世民の運が良かったところは優秀な部下がたくさんいたこともあります。
こうして国は平和になり、町から泥棒が消え、家に鍵をかけなくなったり、皆幸せに暮らしたそうです。

名君も後継者問題で悩む

こめ

順調な名君人生でしたが、後継者問題が勃発。
李世民は次男を気に入ってましたが、それを長男が気に入りませんでした。
長男は元はいい感じだったそうですが、ワルとつるんだり、奇行に走るなど、皇帝には相応しくない言動が多くなってきていました。

こづか

難しいわね…それなら奇行なんてしないで、きちんとしててほしいものだけど。

こめ

思い悩んだ李世民。自殺しかけますが、政治家に相談すると、なんと目立たなかった三男を勧められます。
なので、奇行の長男は廃位、次男を追放して、めでたく収まりました。

こづか

それは次男可哀想じゃない?

こめ

その後高句麗に出兵するも失敗。
その後亡くなりました。
最高の名君と言われているので、どんな人かと思いながら描いてきましたが、正直名君ではあるけど、最高なのか…?とも思いました。

わしみ

う…

こめ

前回の煬帝も、最悪ではあるけどもっと上がいそうだなとも思ってました。
歴史は勝者が作ると言いますが、煬帝を悪く言って李世民は自分をすごいことにしている部分もあるのかもしれません。

こづか

多少盛ったりはあったのかもね。
一番かはわからないけど、最高クラスに位置しているのは間違いないわ!
市民が安心して暮らせているもの。

わしみ

そうだ!
嘘であれば後世の手本となるような政治はできん。
けしてハリウッドザ⚫︎シショウのような誇張がされているのではないわ!

あとがき

こめ

さあ次は久々に女性が出てくる…!
中国唯一の女帝…!

こづか

まあ…!あら、でも次の皇帝は三男なのでは?

わしみ

影が薄いのではないか?
……薄いのは影の話だ!髪ではない!

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