土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

最盛期から衰退と滅亡に向かって(フェリペ2世)

こめ

今回はスペイン最盛期の王です!
16世紀は最盛期の人多いねえ!

ひつじだ

はわわ…なんだか不穏なタイトル…

しきょう

日本とも縁のある王であります!

登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フェリペ2世

国名:スペイン黄金期の王
タイプ:書類王

当時のスペインは世界最強の力を持っており、その時の王でハプスブルク家の人。太陽の沈まぬ国の王。
結構寡黙な性格で、読書が好き。かなりのガリ勉だったことから「書類王」といわれる。

・カトー・カンブレジ条約優位に終結
・オランダ独立戦争
・レパントの海戦で勝利
・無敵艦隊アルマダ
・ポルトガル併合
・天正遣欧少年使節
・アルマダ海戦で敗北

日本は戦国時代。藤堂高虎と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エリザベス1世

王朝:テューダー朝6代目(ジェーン・グレイをカウントしないと5代目)
タイプ:名君

ヘンリー8世の2番目の王妃の子。
メアリー1世&エドワード6世とは腹違いの兄弟。
絶対王政全盛期の女王。
印象的な髪型と首のひらひら。

・絶対王政最盛期の女王
・国民的人気
・統一法発布
・メアリー・スチュアート処刑
・アルマダ海戦で勝利
・東インド会社設立

日本は戦国時代。前田慶次と同い年

しきょう

16世紀の中でも重要人物たちであります!

増えゆくハプスブルク家

こめ

まず家系図から見ていきましょう。
奥さんはブラッディ・メアリーことメアリー1世
生涯4回結婚してるけど、奥さん全員死別しててかわいそうですね…
そして全員国籍が違います。

こめ

実はこの頃からハプスブルク家はある闇に足を踏み込んでいきます。
それによって数代先に滅亡していくんです。

ひつじだ

えええ〜闇?なんだろう怖いよ〜

父から受け継ぐ王座と借金

こめ

29才で王様を引き継いだフェリペ2世ですが、翌年破産しちゃいます。
お父さんのカルロス1世(カール5世)の時に戦争などで出費がかさみ、就任早々対応に追われます。

こめ

フェリペ2世もやったことが多いのでコンパクトにいきます。
時は前回のお父さん世代から息子世代に変わります。
フランソワ1世との戦いの決着がここでつきます。息子のアンリ2世カトー・カンブレジ条約を結び、終結です。
このとき引き分けではなく「ハプスブルク家優位」の状態で終わらせられたのは功績です!

こめ

アンリ2世からしばらくしてフランスはユグノー戦争という宗教戦争が勃発!
そこでフェリペ2世はカトリック勢力を推します!

ひつじだ

フェリペ2世もカトリックだから仲間を応援したのかな…?

しきょう

思い出すであります!スペインの誕生を!
レコンキスタ、あれは異教徒(あの時はイスラーム勢力)を追い出すものであります!言い換えれば自国の宗教「キリスト教」にとても熱心なんであります!

ひつじだ

そ、そうだっけ…覚えることいっぱいでわからないよぉ…

オランダへの重圧

こめ

フェリペ2世は熱心なカトリック信者。
それも原因?で起こったのがオランダ独立戦争です。
地図にある場所の人たちに「カトリックを強要(あと重税)」したことで、不満が爆発します。

こめ

下の南部は逆らってもあまり意味ないのでさっさと降伏します。
上の方「北部」の反発が激しく、北部だけの同盟ユトレヒト同盟を組み対抗!
この辺のプロテスタント(カルヴァン派)ゴイセンと呼びます!

ひつじだ

あわわ…またカタカナが…

しきょう

宗教はたくさんあって理解するのが大変であります!

こめ

この土地はフェリペ2世から独立して「オランダ誕生」に向かいます。
今回はスペイン編なんで割愛します。

太陽の沈まぬ国の王

こめ

フェリペ2世を代表する大事な戦いがあります。
レパントの海戦はお父さんカルロス1世(カール5世)の雪辱を果たしました。
あのスレイマン1世に負けたプレヴェザの海戦のお返しで、息子VS息子で勝利をおさめます。

こめ

前回の地図のようにオスマン帝国はとんでもないデカさの国です。
スペインはそこを倒したということで、「超強い」「スペインの船は無敵艦隊」って思われます!

こめ

さらにさらにイベリア半島のお隣の国、ポルトガルを併合します。
理由はポルトガル王が後継ぎなしで途絶えたため、お母さんがポルトガル王妃の娘ということで「自分にも権利がある」と主張しました。
スペイン誕生の時みたく合体できなかったんですが、ポルトガルの支配地も手に入れることができたわけですから、もの凄いです。

しきょう

向かうとこ敵なしであります!

レパントの海戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本との関わり、そして敗戦

こめ

そしてフェリペ2世は日本人とも関係のある人物です。
天正遣欧少年使節という「日本人のカトリック教徒の少年達」と謁見します。
この時とっても上機嫌に歓迎してくれたそうで、普段寡黙な人だから周りも驚いたようです。

ひつじだ

わぁ!普段笑わない人が笑うのってドキッとするね〜
かわいいな〜

こめ

またオランダとの問題もあり、イングランドとのアルマダ海戦が始まります。
ここはエリザベス1世の時も話しましたが、「この戦いで負けて一気に衰退」するわけではありません。
それでも徐々に最盛期から最盛期から下降していくターニングポイントになります。

しきょう

この後スペイン・ハプスブルク家は大変なことになっていくであります!

アルマダ海戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あとがき

ひつじだ

ハプスブルク家の闇ってなんだろうねぇ

こめ

描きたいのう。うずうず。

しきょう

ハプスブルク家あるある言いたいであります!

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コメントは運営者が確認次第、表示されます!

コメント一覧 (2件)

  • イギリスに住んでいるのですが、、
    永住権をとるために Life in the uk なるテストがあります。イギリスどころか歴史にも興味がないのでさっぱり内容が入ってこず、歴代イギリス王についてのネット講義受講やら美術館巡りやら悲惨極まりない日々でしたが “こめさん”のブログを読んだら なんとわかりやすい!素晴らしすぎます。神です。ありがとう😭

    • Haruharuさんこんばんは!
      初コメントありがとうございます!😭✨
      素敵なコメントに俄然やる気出てきました!テストに役立てたのならこんな嬉しいことはありません!
      ※名前の件は修正しておきましたので、ご安心ください!

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