これも個人的に好きな記事です♪(自画自賛)
タイトルきまったなと思ってます。
む…イカした名前だ。雷帝とな。
ワシは何にしようか。
鷲皇帝《イーグルエンペラー》…
天空の輝き《フィルマメント・オレオール》…
ダサい。
登場人物
イヴァン4世
国名:モスクワ(現ロシア)
タイプ:雷帝
有能君主な面と、猜疑心で苦しんだ狂気な面を持つ二面性の男。
人生ほとんど苦しんでいそう。結婚回数はかなり多い。
・正式に皇帝「ツァーリ」になる
・貴族を抑えて国内の基盤を作る
・モスクワ大公国の領土を広げる
・恐怖政治
日本は戦国時代。上杉謙信と同い年
な、なんたる迫力…ゴクリ
邪悪な子
イヴァン4世はモスクワで生まれました。
祖父は前回の主人公イヴァン3世。その息子のヴァーシリー3世の息子です。
ヴァーシリー3世は子宝に恵まれず、一人目の奥さんを追放。
二人目の奥さんは若く美人でした。
サラッとひどいことしてるわね
50歳超えて授かった子供はそれはそれは可愛い!
イヴァン4世と弟はとっても可愛がられました。
しかし、この離婚再婚をロシア正教会は許しませんでした。それでも無理に押し通しましたので、教会は怒り心頭です。
そんなイヴァン4世と弟は「邪悪な子」と忌み嫌われます。
両親から愛され、教会から呪われた複雑な状況です。
存在はなかったかのように
まだ3歳の時にヴァーシリー3世が他界。そして3歳で大公という一番偉い人になります。
もちろん政治ができるわけないので、お母さんがサポートに入りました。
しかしそんなお母さんも数年後毒殺?されてしまい、孤独になってしまいます。
泣くことは許されない。
なぜならば生まれながらの皇帝なのだから。
ん、あれ、まだ皇帝じゃない…た、大公なのだから!
イヴァン4世と弟は周囲の大人からガン無視されます。時には衣服や食事も満足に与えられなかったそうです。
幼いイヴァン4世を支えるより、自分の家から次期君主出したいよね〜って思惑があったとかないとか…
イヴァン4世はとにかく勉強します。
無力なままでは「お飾り」にすぎない。母を奪ったかもしれない周囲の大人たち。
孤独の中、存在を無視され続ける怒り、悲しみ、憎しみを募らせて…。
大丈夫かイヴァン4世よ…私でよければ話を聞いたものを…
そんなイヴァン4世。歴史、信仰にも大変関心をもち、有能君主の片鱗が見えてきます。
それと同時に小動物の虐殺、気に入らない人間の処刑など、狂気の面も見えてきました。
愛する人を失う
大人になったイヴァン4世。
モノマフの帽子をもらい、正式に「皇帝(ツァーリ)」となります!
国内、国外とも手腕を発揮します!
ここは有能君主の一面。
周辺の◯◯ハン国を複数攻略し、領土をどんどん拡大していきます!
特にシビル=ハン国は後のシベリアになります!
ここで活躍したのがコサックという人々です。コサックダンスって有名ですもんね!
そして哀しい一面。
孤独の中、精神不安定な大人に成長したイヴァン4世でしたが、皇帝になった同時期に結婚します。
政略結婚ではなく、花嫁コンテストで選ばれた美しい女性でした!
コンテストはシンデレラのイメージですかね〜
結局顔なのよね。シンデレラが美人だから見初められたのよ。
入りは顔だったかもしれませんが、奥さんはイヴァン4世の心の支えでした。
彼女といる間、とても癒され不安定ではなくなっていったそうです。
しかし、そんな奥さん…急死してしまいます。
誰かによって毒殺された疑惑が出ました。
なんですって!
なんの毒か調べさせて!
イヴァン4世は愛する人を失い、タガが外れてしまいました…。
ここから雷帝にふさわしい恐怖政治が始まります!
恐怖と恋と
オプリーチニナ制度という、初見じゃスラスラ言えなさそうな制度ができます。
これは領土内の好きな場所を皇帝の管轄にできるという便利な制度。主に都市や交通手段がある場所をとれます。
そしてそこに秘密組織オプリーチニキを配置。これは皇帝に逆らう者は容赦無く殺す恐ろしい組織です!
特にひどかったのが「ノブゴロド虐殺」です。
一ヶ月以上にわたり、市民をなぶり殺しました。グロいので割愛します!
愛する女性の死が一人の男の人生を狂わせてしまったのね。
顔がさらに怖くなってる。
最初の奥さんが狂気のストッパーになっていたんだわ。
純愛そうなイヴァン4世ですが、なんと生涯7〜8回結婚しております。
これは散々酷い男として語ってきたヘンリー8世超えです。
何!見損なったぞイヴァン4世よ。
フランソワ1世といい…
女人に現を抜かすようでは皇帝は務まらな…
なんと娘のエリザベス1世に求婚しています!
ほんとエリザベス1世は苦労人…しかもこの時イヴァン4世は既婚者です。
不潔だ不潔だ‼︎‼︎‼︎
なぜそんなホイホイと…
狂気の先に
そして晩年になっても苛烈な性格は変わらず。
むしろ悪化し、息子の奥さん(妊娠中)に手を挙げます!
それを止めに入った息子に逆上し、殴り殺してしまいます…。
!!!
正気に戻ったイヴァン4世はひどく後悔してしまいました。
この時の絵が有名なんですが、なんともいえない表情…
若干閲覧注意!
閲覧注意と言ったり表情に注目と言ったりなんなのだ!
イヴァン4世は幼少期の環境によって性格が狂ってしまった。
生まれつき狂気を持った性格だった。
いろんな説がありますが、あなたはどう感じますか?
次期君主は次男のフョードル1世です。
しかし彼も子宝に恵まれず、亡くなってしまいました。
ここでリューリク朝が終わり、有名なロマノフ朝になっていきます!
あとがき
雷帝って感じの怖さはありますが、人生を見ていくとなんとも哀しい人のイメージになっちゃいますね…
ワシは…私は嫌いだ!
どうして女人を複数も…
あんたの感想それなの?
コメントは運営者が確認次第、表示されます!