ついにきました、あの血生臭い事件が!
ウヒイ〜!やばいよやばいよ!
私一人じゃ手に負えないわ。仲間を呼ばないと!
登場人物
シャルル9世
家系:ヴァロワ家
王朝:ヴァロワ朝12代目
タイプ:狂って早死
アンリ2世亡き後、兄フランソワ2世の次に王になる。
もともと病弱だったが、サンバルテルミの虐殺で精神が狂う。
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
日本は戦国時代。湯顕祖と同い年
カトリーヌ・ド・メディシス
家系:メディチ家
出身:イタリア
タイプ:悪女?
シャルル9世のお母さん。夫のアンリ2世亡き後、息子たちの補佐的ポジションで実験を握る。
悪女と言われるが、苦しい思いをしてきた人。
・メディチ家
・ノストラダムス
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
日本は戦国時代。今川義元と同い年
子どもたち
ほう…きな臭いね〜
ぶっ飛んだ兄妹関係
一見普通に見える家系図。しかしこの兄妹、結構ただならぬ関係でして!
10人いますがフランス国王+戦争に関係する4人だけ顔を描きました!
ただならぬ関係!?!?え〜なになに!笑
それは今度…
まあとりあえずこの息子3人は国王になります。
気になりすぎる
10代目から11代目。11代目から12代目へ
前回の国王、アンリ2世が急死しました。
そこで次の王様は長男のフランソワ2世になるわけです。
結婚相手はスコットランドのメアリー・スチュアート。イングランドのエリザベス1世とやりあうことがありましたね。
しかしフランソワ2世は病弱だったため、結婚してすぐに病死。
奥さんのメアリーはここでもKY発言が目立ち、姑カトリーヌに嫌われます。
それもあってか?母国のスコットランドに帰されます。
嫁姑問題はむずいね!相性もあるだろうし。
また王様を決めないといけません。
フランソワ2世たちは子供がいませんでした。なので次男のシャルル9世が12代目の国王に就任。
しかし彼もまたフランソワ2世同様、病弱なのでした。
虚弱体質は運動と食事も気をつけないとよ。
漢方処方しようかしら。
わずか10歳で国王になったシャルル9世。当然政治なんてできません。
補佐役にお母さんのカトリーヌがなりました。
時がたち大人になったシャルル9世。そんな彼はコリニー提督というナイスガイに信頼を寄せるようになり、カトリーヌの指示を鬱陶しく思うようになります。
反抗期かな?シャルル9世
カトリーヌはコリニー提督がユグノーであることを危惧していました!
もしシャルル9世が「ユグノーいいね!」ってなったら…フランスの国教が変わるかもしれないからです!
と、ここまでが王室の話です。
現在の国王はシャルル9世、補佐役カトリーヌ、そして国王はイケおじ提督に信頼を寄せている。
それでは次は国内外の情勢についてまとめます!
宗教の違い
神聖ローマ帝国でルターが起こした宗教革命。
その影響は各国にも飛び火し、フランス国内もカトリックとプロテスタントが争う感じになっております。
フランスではプロテスタントのことをユグノーと呼んでおります。
カトリックからしたらプロテスタントは「異教徒」です。
そんな中、国内で大物貴族が台頭します。
「カトリック代表のギーズ家」・「ユグノー代表のブルボン家」です。
この両家はバックにそれぞれ他国の国王がついています。
超大物だわ。
太陽が沈まぬ国の王と黄金期の女王。
ああああ難しいよおお
結婚式の悲劇
荒れてる国内。シャルル9世とカトリーヌは、なんとか国内の宗教問題を解決しようと考えます。
そしてこの時ナイスガイのコリニー提督暗殺未遂事件が起きます。
ユグノー側が怒って攻めてくるかもしれない。カトリーヌは不安です。
そこで娘のマルグリット(カトリック)とブルボン側の人間、ナバラ王国のアンリ(ユグノー)を結婚させようとします。
両宗教の人間が結婚すんだから、喧嘩とかやめよーやってことです。
ナバラ王国はフランスとスペインの間の小さい国です。
おめ!
これで空気が変わるといいね〜!
結婚式当日。
二人のお祝いに駆けつけた両方の宗教の貴族たちが大勢いました。
そんな中、ギーズ家のアンリ(結婚するアンリじゃない)という男が式に来ていたユグノーの貴族たちに襲いかかります。
え?
普通に考えて自分の結婚式で親戚が暴れ出して他の親族や、その街にいた人たち殺しまわるなんて考えられないですよね!
これがユグノー戦争中に起こったサン・バルテルミの虐殺です!
このギーズ家のアンリ、別に気が狂ったわけじゃありません。ある人に命令されていたといいます。それは…カトリーヌ・ド・メディシス。
!!!
娘の結婚式で虐殺の指示を…
そうです。この血塗られた結婚式は母のカトリーヌが裏で糸を引いていたとされています。
ただ確実な証拠はなく、もしかしたら悪者にされてるかもしれない、イメージ通りの悪女かもしれない、そんな黒い噂がつきまとうカトリーヌ。
あの…私はゴシップが好きなんです。
こういうのじゃなく…
もっと下品な感じの…
真実は誰にもわかりません。
しかし確かにこの日からしばらくの間、多くのユグノーは突然虐殺されてしまったのです。
ちなみにこの虐殺はギーズ家のアンリの単独犯ではありません。集団心理でみんな「敵を殺せモード」になりました。
ま、絵で見た方が早いか。
気が狂う若き国王
シャルル9世が好きだったコリニー提督は早々に殺されます。
提督はナイスガイなんでめっちゃ人気ありました。そんな人を失ったユグノーは超激怒。この宗教問題は泥沼化していきます。
もうどうにも止まらない。
この虐殺にシャルル9世も関わっていたとされてます。
提督Loveだった彼に、カトリーヌが「私たちの命も危ない」と説得します。
その時見せた暗殺名簿の中に提督の名前がなかったので、シャルル9世はユグノーの暗殺に同意してしまいました。
しかし蓋を開けたら推しが真っ先に殺され、無惨な最後を遂げてしまいます。
ひ〜!グロいの無理〜!
もっと下品な話を!笑わせて!
このモザイク…うっ…
おそらくこの虐殺のショックにより、シャルル9世は精神に異常をきたしていきます。
後悔の念に苛まれたことでしょう。
死期を早めたシャルル9世、23年の生涯でした。
あとがき
大混乱状態のフランス。
救世主現れて〜!
どうやって止めたらいいの〜
結局神頼み。無念だわ。
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