

実力か血筋か。いつの時代も揉めるであろう後継者問題。
どちらが正しいとかあるのでしょうか!?



…永遠のテーマだな。



時世によって変わるのかしらね。
正統カリフ時代





前回はムハンマドがアラビア半島を統一後、亡くなりました。
そうするとムハンマドの後継者が必要ですよね。
「カリフ」とはムハンマドの後継者という意味です。その後継者は全部で4人出ました。この時代を正統カリフ時代といいます。



正統とつくのはなぜだ?邪道カリフがあるわけではないだろう。



教徒(ムスリム)が納得する人を選んだからです。
よくわからん人が偉大な人の後継者とかになっても困りますしね。
「この人ならムハンマドの代わりをしてもいい!」って思ってもらえたんですね。







③のウスマーンの時に、聖典のコーランが完成したのね!
…あら、ササン朝はここで滅亡してるのね。



④のアリーの時に、内乱が勃発。
アリーは暗殺され、内乱の中にいたムアーヴィアが次の王朝を作ります。
ウマイヤ朝





このムアーウィヤはウマイヤ家の人だったので、ウマイヤ朝といいます。
イスラム世界で初の世襲制王朝です。
ここで揉めるんですよね。なぜならムハンマドの後継者はみんなで選んだ人にしてきたんです。なのに突然そうじゃない人が名乗り出したから、反発する人が出てきました。



それは最もだ。選ばれし者とその子孫がその権利を持つ。何もおかしくはないな。



あら、でも血筋だけで能力がない人になってもらってもうまくいかないじゃない。能力ある人がなった方がいいわ。



意見が割れました。これでシーア派とスンナ派ができました。
1:9の割合なら揉めなさそうですが、国によっては少数のシーア派が多い国もあります。



ビザンツ帝国にも負けているわね。レオン3世による火炎放射が原因のようだわ。



ここでササン朝ペルシア滅亡か…!諸行無常よ。
突然現れた勢力に吸収されるとはな。




不満が出ると滅ぶのも早い





勢いのあるウマイヤ朝でしたが、長く持ちませんでした。
それは内政がうまくいかなかったので、反乱が起きたからです。
何かというと税金です。



アラブ人だけ得ではないか?税金がないぞ!
差別か!



教徒(ムスリム)じゃない人は、キリスト教とか別の信者ですものね。
それならイスラム勢力下にいて税金を求められるのも…まあ仕方ないのかも。
そうなると真ん中の教徒(ムスリム)なのにアラブ人じゃない人が損してるわ。



領土が広がったことでアラビア半島以外に住んでいる人も増えましたからね。改宗したのに結局アラブ人贔屓かよってなります。
そうした不満が高まり、ウマイヤ朝は滅亡します。その後誕生したのはアッバース朝ですね。
あとがき



正統→世襲ときて、次はどうなっていくのか!?



ウマイヤ朝とは違うことをしないと意味ないな。
全員免税か!?



それは流石に国が成り立たないわ…。
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