今回が1番ややこしい名前な気がします!
全部アンリはんや〜!
こんな偶然あるんやな〜
名前もですが、内容も複雑であります!
登場人物
アンリ3世
家系:ヴァロワ家
国:ヴァロワ朝13代目
タイプ:同性愛者?
弟シャルル9世亡き後、次に王になる。
兄二人に比べて健康体で、母カトリーヌから可愛がられる。
最後は…
・ユグノー戦争
・三アンリの戦い
・エリザベス1世と縁談経験あり
・同性愛者って思われてた
日本は戦国時代。
ギーズ公アンリ
家系:ギーズ家
宗教:カトリック
ユグノー戦争期のカトリック側のリーダー的存在。人望が厚い。
サン・バルテルミの虐殺後、カトリーヌ・ド・メディシスと政治の実験を握るも…
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
・三アンリの戦い
日本は戦国時代。
アンリ
国:ナバラ
宗教:ユグノー(プロテスタント)
タイプ:良王
ユグノー派のリーダー。人望が厚い。
フランス国王の妹マルグリットと政略結婚するも、結婚式で虐殺が始まる。
その後は…
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
・三アンリの戦い
日本は戦国時代。毛利輝元と同い年
顔の角度まで同じやないか〜!
対立するアンリたち
前回の虐殺の後、残ったリーダー格を紹介します。
①新フランス国王アンリ3世!兄の後を継いで新たに就任!
②カトリックのリーダー的存在ギーズ公アンリ!ユグノーは駆逐だ!
③ユグノーのリーダー的存在ナバラ王アンリ!結婚式で虐殺発生!
この方達を中心に3人のアンリが戦いを繰り広げます。
こんな短期間に王が3人も亡くなってしまったであります!
なななな複雑やなあ〜
エリザベス1世との関係
軽くアンリ3世について紹介します。
アンリ3世は顔面突かれて急死したアンリ2世の三男です。
病弱な兄二人とは違い、健康的で母カトリーヌに一番可愛がられた息子でした。
母の愛が平等ではなかったので、嫉妬されることもありました。
なんやて〜!国王そんな口悪い…
結果的に結婚することはありませんでしたが、なんと弟アンジュー公フランソワともお見合いします。
彼のことはかなり気に入ってたようで「蛙」と呼んでました笑
まあここも宗教的な問題で結局成立はしなかったんですが。
蛙は褒め言葉でありますか!?
アンジュー公フランソワは遅れた反抗期なのか、なんとユグノーと一緒に反乱を起こします。
フランスはカトリックの国なので、王の弟の行動としてはちょっとアレですかね。
困ったアンリ3世は「仕方ないからパリ以外ならいいよ」的なことを言いますが、今度はそれに対しカトリックが怒ります。
難しいな〜どうしたらいいんや…
蚊帳の外の国王
そんな感じのやりとりが続き、両者疲れたのか一時的に落ち着きますが、また事件が起こります。それは蛙ことアンジュー公フランソワの死です。
ユグノーの主導者の後を継いだのがナバラ王アンリになります。
新リーダーの誕生で落ち着いてた熱が再発し、今度こそ「ユグノーを駆逐する!」って流れになります。
カトリック陣営もユグノー陣営も両者一歩も引かず、各々の信じる宗教に心臓を捧げています。
アンリ3世は「殺し合いやめようや。仲良くいこうや」って感じでしたが、国王の立場上、ユグノーに加担することはできませんでした。
ギーズ公アンリの作ったカトリック同盟側でナバラ王アンリに対抗します。
そんなふわふわした様子にカトリックの過激派から「国王なんだからもっと決断してほしい」と思われます。それに引き換えギーズ公アンリはサン・バルテルミの虐殺でも先陣きってくれたし、信頼が厚かったのです。
国王…切ないなあ
ヴァロワ朝断絶
アンリ3世は焦ります。
このままじゃ国王としての威厳がないし、過激派から何かされるかもしれない。
そしてサン・バルテルミの虐殺の時みたいに先手を打ってしまいます。
自分より人気のギーズ公アンリをお城に呼び出し、暗殺するのです。
しかもその後、ユグノー側につくので大変。
人気のリーダーを殺され、カトリック側大激怒!パリ中からも非難の声が!
「フランスはカトリックの国。それなのにユグノーの味方だって!?」となるわけです。
大変であります!大変であります!
因果は巡ります。
アンリ3世は修道士のおじさんに刺殺され崩御。
ちなみにカトリーヌは息子が暗殺される前に病死。
後継がいなかったので、ここでヴァロワ朝は断絶し、幕を閉じました。
終わってもーた…えらいこっちゃ!
で、混乱は収まったんか?
収まってないであります!
残ったアンリはナバラ王アンリだけであります!
あとがき
アンリ4世の登場ですね!
いや前から出てたけど。
この方がこの混乱をなんとかできるんか!?
次回のお楽しみであります!
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