

超人皇帝登場!
漫画のキャラみたいな…いや、漫画だったら話ができすぎてボツになるレベル!



これよ…こういうことよ。
ワシが望んでいたのはこういう話よ!



ま、眩しい!!発光してますうう!


光武帝(こうぶてい)(本名:劉秀(りゅうしゅう))
王朝:後漢王朝初代皇帝
タイプ:チート
名前の通り光り輝く武力と智勇に秀でた皇帝。完全無欠の人生で、非の打ち所がない。イケメン、嫁美人、性格良し、人望ありで、治世も安定。超人すぎて、主人公になれない。
・新を滅ぼす
・赤眉軍の鎮圧
・倭国の王に金印を渡す
日本は弥生時代。イエス・キリストと同い年?



こないできたお人、いるわけないですやん!
嘘や嘘や!
中国史屈指の名君





今回の主人公、光武帝(こうぶてい)。前漢の6代目景帝(けいてい)の血筋です。しかし、貧乏貴族で決していい生活をしていたわけではありません。



漢は王莽(おうもう)はんっちゅうおっさんが出てきて真っ二つになったから前漢と後漢て呼ばれるんやな!



ふっ。違うな、ねこまたよ。
光武帝が漢を復活させたのよ!
一度滅びた王朝が命を吹き返し安定させた。
奇跡のようなことだ。



光武帝はこんな人いるのかってレベルで出来すぎています。
悪いとこどこよ!?前漢初代皇帝の劉邦(りゅうほう)とは逆で、対比すると面白い。
劉邦本人は抜けてて周りが優秀だったのに対し、光武帝本人が超人すぎて周りが霞む感じ。






兄と共に勝利するも…





王莽が作った新。あまりに時代遅れの政策だったため反乱勃発。
各地でいろんな反乱軍ができてきます。
その軍の一つ、舂陵軍(しょうりょうぐん)を作ったのが光武帝の兄ちゃんです。覚えなくていいよ。



しかしポッと出の軍なので?人が集まりませんでした。
困った兄ちゃんは人望があった弟の光武帝に声をかけます。
すると光武帝の人気に引っ張られて人が集まってきました。



劉秀くん?あ、光武帝の本名やね!
って馬やのうてチャリやのうて牛で来た!?



兄ちゃんの軍は他の軍とも合流し、皇帝を誰にするか決めました。
血筋もよく、結果も出してた兄ちゃんでしたが、皇帝になったのは血筋だけいい人でした。
他の軍の大人の事情ですね。



利用しやすい人ってことやんな…。



負けん気の強い兄ちゃんはまた戦いで結果を出します。弟の光武帝は控えめだと思われてましたが、実は超強くてこっちも勝ちます。あ、戦ってる相手は新の軍ね。
こうして兄弟揃って人気が上がりました。
面白くないのは皇帝になった更始帝(こうしてい)です。



やな予感…!
苦い汁





兄ちゃんは更始帝の罠にハマり、処刑されます。
復讐だ!…と思いきや、光武帝は冷静です。
兄の非礼を詫びる形を取り、更始帝の怒りを逸らしました。



ここで熱くなっては光武帝も処刑されていただろう。
怒りを押し殺しているのだ。
ふっ、ワシでなければ見逃しているな。



王莽は商人に殺されました。とっても影が薄いですね…。
新時代は終わりましたが、すんなり光武帝の時代になるわけではありませんでした。



光武帝は左遷されるように長安(ちょうあん)から河北(かほく)に行かされます。兵もくれましたがちょっとだけ。
超寒いし飢えを凌がなきゃいけないくらい過酷だったようです。



そのうえ指名手配だと!?
…賞金額がわからん。



指名手配したのは更始帝ではないんですが、「俺が皇帝だ!」と名乗る別勢力がおりました。その人がしたんですね。
そんなピンチの状況でも、光武帝は奥さんをGETし、強い仲間にも恵まれます。これも人徳ですかね!
これが光属性





光武帝と仲間たちは指名手配してきた人を追い詰めます!
この主人公感!これを見ていた更始帝はビビります。
光武帝は先陣を切って敵と戦うし、強いし賢いし、あまりにも自分が霞んでしまったのでしょう。



こ、これは凹みますわ…
相手が悪かったんや更始帝はん!



あまりのかっこよさに部下は「あなたが皇帝やってください!」とお願いし倒します。何度も断った光武帝ですが、4度目で受け入れてくれました。



更始帝は眉毛が赤いパンク集団の赤眉軍(せきびぐん)に殺害され、その赤眉軍を光武帝が倒して仲間にしました。
これで光武帝は皇帝に即位します。
金印をプレゼント





光武帝の光のパワーで荒れた国の再建を行います。
漫画みたいですが、本当に国を安定させました。



か、金やないか!!!
はぁはぁにゃあにゃあはぁはぁにゃあにゃあ!!!
光武帝はん万歳!!!



実は日本とも関係があります!
奴国(なこく)に金印をプレゼントしてくれたのは光武帝なんですね。
漢委奴国王印(かんのわのなのこくおういん)です!
人偏ないの注意してね。



金のハンコやないか〜〜〜〜〜〜!!!!!
ワテの銀行印に…!



馬鹿者!国宝だぞ!



渡したよってことが後漢書に書いてあります。このことから日本と中国は絡みがあったのがわかりますね!



あと光武帝はお茶目なエピソードが多い素敵な皇帝です。
偉くなっても偉ぶらないとか、憧れの美女と結婚したけど冗談が寒くて呆れられてたとか、夜遊びしすぎて部下がキレて締め出したとか。
部下にこんなことされたら処刑されそうなものですが、問題にならないくらい信頼しあっていたのでしょう。



なんとできたお方か。
これが真の名君…。見習いたいと言いたいところだが、あまりに崇高すぎて…。ワシの影が薄くなる…。って誰が頭薄いだ!



どないしたんでっか…


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あとがき



光武帝のようになるには些細なことで腹を立ててはいけない…ふう…ふう…。



ちなみに後継者問題もなかったようです。暗殺もされず無事に天命を全うされました。



完璧すぎて…人間不完全な方が親しみ感じてええんちゃうか!
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