前回とはメンバー総入れ替えで行う政治。
なぜなら前回のメンバーは全員死亡済み!
カエサル…死んじまったか
若人たちが後を継ぐのだな!
登場人物
オクタウィアヌス(アウグストゥス)
王朝:ユリウス=クラウディウス朝
タイプ:ローマ帝国初代皇帝(この時はまだ)
カエサルは養父にあたる。この時はまだ普通の青年だが、カエサルの後継者に任命される。実力はいかに。
・第二回三頭政治
・アクティウムの海戦
日本は弥生時代。
マルクス・アントニウス
役職:共和制ローマの政務官
タイプ:しくじり将軍
カエサルの部下。カエサルの後継者だと思ったら違った。クレオパトラにメロメロ。最後に大失態しちゃう。
・第二回三頭政治
・アクティウムの海戦
日本は弥生時代。
マルクス・アエミリウス・レピドゥス
役職:共和制ローマの政務官
タイプ:陰薄い
カエサルの部下。第二回三頭政治の中でも抜群に陰薄い。最後も地味に終わる。
・第二回三頭政治
日本は弥生時代。
クレオパトラ7世
王朝:プトレマイオス朝エジプト
タイプ:最後の女王
黒髪のエキゾチックなイメージのクレオパトラはこの人。世界三大美女の1人と言われているが、その魅力は外見にあらず。
・プトレマイオス朝エジプト最後の女王
・カエサルの愛人
・アクティウムの海戦
日本は弥生時代。
解説の前に今この国はどうなっておるか説明して…
わけわからんでござる!なんで戦うでござるか?
解説の解説を!
共和政ローマの終焉へ向けて
いぬかいさんのリクエストで一旦整理しましょう。
うむむ、流れを教えてほしいでござる。
なんでこうなったか忘れたでござる。
ローマという国ができました。(現在のイタリア)
最初の政治は貴族が仕切って元老院とか作ってコンスルだのディクタトルだの役職の話をしました。
その後平民たちが戦争頑張ってイタリア全土を統一するに至ります。
しかし統治された土地によって扱いが違いました。
名前の割に1番ひどかったのが同盟市でしたね。
その後近くのカルタゴという国とポエニ戦争勃発。
有名なのがハンニバルとスキピオです。
は!ここで稀代の軍略家が出てきたでござるな!
カルタゴを下し、領土拡大していくローマ。
しかし戦争が続き農民たちは苦しみます。
ここから内乱の1世紀スタートです。
国内では不満を持った農民たちが多くいて、反乱を起こしました。
これをなんとかしようとグラックス兄弟が立ち上がるも失敗。
ここで国内は二分されていきます。
貧乏派と金持ち派になります。このリーダーがマリウスとスッラでした。
2人亡き後も国内は荒れております。
ここで3人の男たちが出てきます。元老院非公認の三頭政治メンバーです。
金のクラッスス、武力のポンペイウスが亡くなり、残ったカエサルの独裁が始まりました。
しかし、これに不満を持つ人たちに暗殺されます。
思い出してきたでござる!
そうか、国内が荒れているから誰かがまとめようとするも暗殺されてうまくいっておらぬのだな!
長くなりましたが、ここからが本題であり、共和政ローマに向けての終焉となります。
カエサルの後継者は…
カエサルは生前遺言を残しておりました。
アレクサンドロス3世のように後継者決めずに亡くなると大変ですからね。
ここで名前が書かれていたのが養子のオクタウィアヌスでした。
これにショックを隠せないのが部下のアントニウスです。
それもそのはず。オクタウィアヌスは無名の貧弱な少年です。
それに比べアントニウスは実績もある将軍。カエサルの右腕のような存在でした。そこだけ見たらカエサルなんで?ってなります。
カエサルはいろんなことを見てオクタウィアヌスにしたんだよな!
例えば器とか…
アントニウスとオクタウィアヌスがバチバチしそうですが、そこにレピドゥスが入り第二回三頭政治が始まりました。
第一回は元老院非公認だったのに対し、こっちは公認です。まず行ったのは共和政支持者や政敵に当たる人物たちを粛清します。
外の敵がいなくなり、これで一丸となって国内まとめようとはいかず…
今度は味方であるはずの三頭政治メンバーで争うことに。
人間はほっとくとすぐ戦争したがるんだから!
三頭政治の崩壊
もう崩壊すんのかい!
元々仲悪いけど仕方なく組んでるようなところもあったので、簡単に崩れ去ります。
3人は担当する地域を決めました。オクタウィアヌスはフランス方面の西方、レピドゥスはアフリカ方面、アントニウスはエジプトとかの東方です。この時クレオパトラ7世に出会います。
ア、アントニウス殿…?その鼻血どうされた!
見た目の不気味さの割に影の薄いレピドゥスがここで失脚します。殺されはしなくて、田舎に飛ばされました。
不気味って言ってもコインの顔だから仕方なし。
これで残り2人になります。
そしてもう一つの崩壊理由はアントニウスの恋です。
クレオパトラ7世に骨抜きにされたアントニウス。なんとこの時オクタウィアヌスのお姉さんと結婚していましたが、一方的に離縁してクレオパトラ7世との間に子供をもうけます。
ひでえ…マジ恋だったにせよ、もう少し上手くやれねぇのか。
政治家の才能ないんだな。
そうだ!上司の奥方に手を出すなど…
これは日本史でいうところの織田信長殿の正室、帰蝶殿に豊臣秀吉殿が手を出すようなものでござる!クウゥゥン!
そんなんこと女人好きと名高い秀吉殿ですらしていないのに!
クレオパトラ7世は正確にいうとカエサルの愛人です。
そしてこのことはオクタウィアヌスに攻める口実を与えてしまいました。
この辺がアントニウスの悲しいところ。
情けないアントニウス
オクタウィアヌスは演説します。
「アントニウスはエジプトの女に魂を売った」と。誇り高いローマ市民もびっくり。これで反アントニウスの声が高まります。
オクタウィアヌスはクレオパトラ7世に宣戦布告。
そしてアクティウムの海戦が始まりました。
さぞやすごい戦いになるのかと思いきや、なんとクレオパトラ7世は逃亡。その後を追ってアントニウスも逃亡。
ああ、部下が可哀想!
女の尻を追いかけて逃げる大将がいるか?
やる気なくしちゃいますよね。こういうところが彼にあるのを見抜いてカエサルは指名しなかったのでしょうか。
いずれにせよカエサルの判断は間違っていなかった!
共和政ローマが終わったことにまだ誰も気づいていない
共和政。それはトップを選挙で決めること。
これまでローマは選ばれし人間がトップに立ってきました。
しかしそれもここで終わり。帝政が始まります。
ぬ?オクタウィアヌス殿が残っているではないか?
オクタウィアヌスはアウグストゥスと名乗ります。
彼をはじめとした帝政は次回から!
共和政の他にもいろいろ終わってるね。
あとがき
内乱の1世紀終わりました〜!
途中で訳わかんなくなりながらも終わることができた!
まだまだナントカヌスがたくさんでてくるな!
はぁ…せめて石像イラストから絵に移行してほしいでござる。
みんな白目で同じに見えるでござる!
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