土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

唯一の暗殺!初の女帝!波乱の幕開け飛鳥時代!(推古天皇と厩戸王)

こめ

今回はイレギュラーな展開になることが多い…!

かんじゃ

物騒な話は大好きよ。

いぬかい

いいいいいいい一大事でござる!!!

登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

蘇我馬子(そがのうまこ)

家系:蘇我氏
タイプ:狡猾

仏教賛成派一族の人。寺とか建てちゃう。
反対派の物部氏と対立し、継承戦で勝っていく。
目的のために手段は選ばない系。

・仏教賛成派
・丁未の乱

日本は古墳時代。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

謎の女性

タイプ:???

欽明天皇の娘で、敏達天皇の妃。
その正体は…。

・冠位十二階の制定
・十七条憲法の制定

日本は古墳時代。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

厩戸王(うまやとおう)

タイプ:有能

昔は聖徳太子と呼ばれていた。有名だけど謎多き人物。
丁未の乱では蘇我馬子とともに物部氏を倒す。
ある女性の摂政として多くの功績を残す。

・丁未の乱
・冠位十二階の制定
・十七条憲法の制定

日本は古墳時代。孔穎達(くようだつ)と同い年

かんじゃ

男2人に女1人って、漫画でよく見るトリオよね。

相関図

こめ

ここまで出てきた人たちの関係をまとめてみました。
29〜31代ときて、現在の天皇(この時は大王(おおきみ)という)は崇峻天皇(すしゅんてんのう)になります。

かんじゃ

そういえば謎の女がいたわね。
あら、右下はお馴染みの聖徳太子(しょうとくたいし)が登場ね!
今は厩戸王(うまやとおう)と言うんだっけ?

こめ

今の教科書どうなってるかわからないので、どっちも書いておきました。
この有名な顔も実は聖徳太子ではないとか、そもそも存在も疑われているなど、謎が多い人物ですが、実在したということで話を進めていきます。

いぬかい

聖徳太子殿は皇族の生まれであったのか…!
拙者知らなんだ…。
バレると恥ずかしいので口に出さないでおくでござる!

天皇暗殺クーデター

こめ

衝撃的な見出しです。
崇峻天皇は大王となって張り切ったのですが、蘇我馬子(そがのうまこ)に止められます。
馬子からしたらお飾り大王なので、張り切られても困ります。

かんじゃ

いいように利用されるなんて嫌ね。
私なら毒盛ってしまうわ。

こめ

ある日貢物として猪が送られてきました。
この猪を突き刺し、「ムカつく馬子だったらいいのに…」と愚痴りました。
しかしこれが馬子の耳に入ります。

いぬかい

馬の耳に!?
ね、念仏を唱えねば…!
あ、唱えても意味ないということか!

こめ

馬の耳にも念仏…ではなく、怒りを買ってしまいました。
馬子は畏れ多くも部下を使って崇峻天皇を暗殺します。
日本史上唯一暗殺された天皇です。

かんじゃ

部下も口封じで殺してるのね。
怖いものないのかしら馬子。

女帝誕生

こめ

大王の座が空白になり、厩戸王を含む数人が候補にあがりました。
しかし最終的に謎の女性が推古天皇(すいこてんのう)となりました。
ここから飛鳥時代突入です。
この即位はあくまで推古天皇の息子が次期大王になるまでの中継ぎ期間限定の予定でした。

こめ

即位後その息子が亡くなります。
そうなると34代目は誰だとざわつきます。
蘇我氏は自分たちが力を持ちたいので、都合のいい人物を推したいようです。

かんじゃ

蘇我氏調子に乗ってるから何するかわからないわね。
推古天皇も都合悪くなれば暗殺される可能性があったかも。
私が特製の毒を作って渡しておこうかしら。自己防衛のために。

こめ

蘇我氏の馬子を露骨に排除することはできません。
しかし蘇我氏が皇族より力を持つのも良くない。
そこで厩戸王を皇族代表として摂政にします。
馬子は大臣(おおおみ)です。

かんじゃ

ふ〜ん。馬子を蔑ろにする訳でもないのね。
うまいことやっていけるかしら、うまうまコンビ。

こめ

即位後の推古天皇は三宝(仏教)興隆の詔を出します。仏教盛り上げてこーぜってことで、いっぱい寺とか作られていきます。
お寺のまとめは文化をまとめる際にやろうと思います。

有名なやつ!

こめ

あの有名なやつがふたつ登場!
ひとつは冠位十二階。もうひとつは憲法十七条です。

いぬかい

き、きた〜〜〜〜〜〜!!
拙者も紫を目指したいでござる!

こめ

これは大王が与える側のものなので、豪族より立場が上ですよってことです。
さりげなく馬子の力を抑えています。

こめ

そして遣隋使(けんずいし)も有名です。
推古天皇の時代は仏教盛り上げたい熱が高まっているので、の国から学びたいことがたくさんありました。
それに権威を高めて「大王はすごいんだ」と思わせたい考えもあったと思います。

いぬかい

小野妹子殿!女人かと思われるのはあるあるでござるな!

こめ

実は小野妹子は2回目に行くんです。
初回は数年前に行っています。この時の皇帝は楊堅(ようけん)でした。
隋の本には意味不明だったので返したと書いてあります。しかし、倭国の本には書いてないので、黒歴史として記録されなかったのかも?

楊堅(ようけん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大人の事情で命拾い

こめ

二回目に妹子が向かった際の皇帝は煬帝(ようだい)に変わってました。
あの有名な「日出る処の天子を〜」はここで登場。
倭国は「隋の皇帝とタメ口聞けるってことは、大王めっちゃすごい」って思われるのが狙いです。
しかし隋からしたら「近くの小国が天下の隋に対してタメ口聞くとは何事か!無礼千万!」と怒りを買いました。

かんじゃ

…当然よね。
妹子やられて終了ね。

こめ

そうなると思いきや、この頃の隋は朝鮮半島の高句麗(こうくり)と揉めてました。このタイミングで倭国とも敵対してしまうと、敵が増えて隋も危ういです。
なのでムカつかれはしましたが、命は助かります。

こめ

その後隋側の使者、裴世清(はいせいせい)を連れて帰国します。
しかし妹子は煬帝からの返事の手紙を紛失しています。刑罰に処されるミスですが、推古天皇が「多分いい返事じゃなかったから、私たちに見せられないのね」と察してくれて助かってます。この辺は諸説あります。

いぬかい

世清殿は無くさなかったでござるな!
これを機に大国の隋と交流していけるでござる!
倭国ももっともっと繁栄していくでござるな!

こめ

三回目は留学生らを連れて再度隋に向かいます!
しかし、この頃隋は滅亡の危機を迎えているのでした。

煬帝(ようだい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あとがき

こめ

推古天皇、厩戸王、蘇我馬子はどうなっていくのでしょうか。
次回後編!

いぬかい

しかしヒヤヒヤする回であったな!

かんじゃ

うまうまコンビ、うまくやれるのか見物ね。
ふふふ。

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