

スペイン最初のお話になります!
勝手なイメージですが、スペインは男性人気ありそう。



なんやお金の匂いがします〜!



私が呼ばれてるってことは、病人がでるんじゃない?
登場人物


フェルナンド2世
国名:アラゴン・カスティリャ王(現在のスペイン)
タイプ:嫁の尻にしかれる系?
イサベル1世とともにレコンキスタを完成させ、ローマ教皇から「カトリック両王」の称号をプレゼントされた。
娘の狂気に悩まされるお父さん。
イサベル1世亡き後、再婚してる。
・レコンキスタ完成
・スペイン誕生
・共同統治
日本は室町時代。レオナルド・ダ・ヴィンチと同い年


イサベル1世
国名:アラゴン・カスティリャ王(現在のスペイン)
タイプ:姉御肌系?
フェルナンド2世とともにレコンキスタを完成させ、ローマ教皇から「カトリック両王」の称号をプレゼントされた。
コロンブスの航海を支援するも、やり方にドン引きしてしまう。
娘が狂ってて統治できるか心配してる。
・レコンキスタ完成
・スペイン誕生
・共同統治
・コロンブス支援
日本は室町時代。クリストファー・コロンブスと同い年


クリストファー・コロンブス
出身地:イタリア
職 業:探検家・航海者・奴隷商人
偉大な冒険家のイメージもあるけど、新大陸発見の際に先住民をひどい目に合わせた。
黄金に憧れる少年の一面と、目的のために手段を選ばない残虐性をもつ。
寂しい最後を迎える。
・アメリカ新大陸発見
・大航海時代
・インディアン大量虐殺
日本は室町時代。イサベル1世と同い年



イサベル1世とコロンブス同い年ね
フュージョンし、誕生するスペイン





時は大航海時代。コロンブスが有名ですが、その時統治していた王室から見ていきましょう。
個人的に王室の人間模様は大好きです。
こことここが繋がってるのか〜!って気づきがより一層歴史を楽しくします。



骨肉の争いばっかだけどね



この時の背景から説明しますね。
まず現在のスペインは「アラゴン国」「カスティリャ国」の王が結婚して合体したことによりできています。
その時の王がフェルナンド2世・イサベル1世です。
娘にフアナとキャサリン・オブ・アラゴンがいます。あの人の奥さんですね。



国がくっつくってそない簡単なことなんでっか?
なんやえらいことやと思いますけど!



この二人が結婚する背景があったんです。
このスペインがあるところ「イベリア半島」は、元はキリスト教徒が治めていたんですが、下のアフリカからイスラーム教徒が上がってきて支配していました。
この土地の人からしたら「キリスト教の国なのに、イスラーム教徒がいる。気にくわない。出てけ」って思うわけで、追い出します。
この「イスラーム教徒追い出せ運動」をレコンキスタ(国土回復運動)と言います!




レコンキスタ





イスラーム教徒を追い出すために合体して強くなる。
まさにフュージョン!



レコンキスタは800年前から続いていた長〜い戦いなんです。
結果この両王の時代には最後のイスラム王朝「ナバラ朝」の都、「グラナダ」を陥落させます。
このことを「レコンキスタの完成」って表現されますね。



そしてこのイベリア半島は「ポルトガル」「スペイン」の二国となって、大航海時代の主役として全盛期に向かって繁栄していきます!
戦国時代に「ポルトガルが種子島に鉄砲を伝えた〜」ってのは、ヨーロッパからアジアの日本にこれるほど航海術が進化し、航海できるほどお金がある国になっていったんです。



たまりまへん〜〜〜〜!!
大航海時代でお宝たんまりいただきます〜〜!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大航海時代の背景





大航海時代の主役のひとり、コロンブスはイタリア出身とされています。
彼は商人であり冒険家のマルコ・ポーロが残した旅行記、東方見聞録(世界の記述)を読んで航海に憧れて冒険を夢見ます。
あの有名なフレーズ「黄金の国ジパング」はここに書いてあります。



お、黄金の国!!!
はあはあにゃあにゃあはあはあにゃあにゃあ



気持ち悪いわ。落ち着いて。



ちなみにマルコ・ポーロは日本に来てないんですよね。
「黄金の国ってのがあるらしいよ」ってロマンがあったんです。
そんなコロンブスですが、船旅には経費がかかるんで一人ではいけません。
強力なパトロンを探しに辿り着いたのがスペインだったんですね。



イタリア人なのにわざわざスペインまで来たの?
変なの。



現代でも「ビックなことするから金くれ」って言ってすんなり貰えないじゃないですか。
コロンブスも苦労して探してるんですよ、いいパトロンを。
そしてイサベル1世はコロンブスの話を聞いて興味を持ってくれたんです。
女王の支援のおかげで航海できたわけです。


コロンブスの旅





コロンブスは最初の航海で見事新大陸を発見します。
実は目的地のインドではなくアメリカ大陸だったんですが、ずっとインドだと勘違いしています。インドに似てたらしいんですよね、このサンサバドル島。



勘違いでもなんでもよろしい!
肝心なのはお宝があるかや!
はあはあにゃあにゃあ



新大陸を発見したコロンブス一行ですが、先住民にあたたかく迎えられます。
しかしそんな先住民を「いい奴隷になる」と認識し、酷いやり方で無理矢理連れ去ったり殺したりするんですよ。植民地化して先住民の命も尊厳も踏み躙ったわけです。
あまりのやり方にイサベル1世の信用をなくしちゃいます。



そりゃそうよ!やりすぎてるわ。
私の力だけじゃどうにもならないわ。



コロンブスはその後何回か航海するんですが、本来の目的「黄金」「香辛料」はGETできず病気になって寂しく亡くなりました。インドじゃないんで香辛料の原料は取れないですよね。なんか、うん。



「新大陸発見」って言い方もヨーロッパ目線になります。
そこにはずっと人が住んでいたわけだし、無人の宝島発見ってことではないので。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
娘たちの行方





スペインはできたばっかりなので基盤は磐石でなく、イサベル1世亡き後「誰があとを継ぐの?」問題がでます。
「王の血筋」って意味ではフェルナンド2世より娘のフアナが相応しいんでしょうね。



このフアナ女王。なかなかすごい性格の持ち主で「狂女」の異名をもつ精神不安定な方でして、女王なんて無理だろって思われます。
お父さんが代わりに勤めるんですが、その間幽閉生活を40年以上送ってます。



狂女!?
いや〜怖いな〜



キャサリンはヘンリー7世から縁談の話があったり。(キャサリンは未亡人になったばっか)
その後ヘンリー8世と結婚しますが…キャサリンかわいそう。
あとがき



レコンキスタって何回も言いたくなる魔法の言葉。



次回も大変そうね。気付け薬用意しとくわ。
コメントは運営者が確認次第、表示されます!