ローマは暴君多いですね!
こちらも有名な暴君です。
うむむ…荒れておるな。
我が一生をかけてお守りしたい君主に出会いたい!
可愛い名前だゾ〜
登場人物
カラカラ(本名:ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス)
王朝:セウェルス朝2代目皇帝
タイプ:暴君
見た目通りの性格。兄弟仲が最悪。気に入らない人たちをとにかく抹殺。ただ殺すだけじゃ済まない。そんな暴帝だけど、最後はなんか恥ずかしい。
・アントニヌス勅令
日本は弥生時代。
全然可愛くないゾ〜…
しかし石膏素晴らしい!
名前しか可愛くない
カラカラ帝。そう呼ばれるこの男が今回の主人公です。
カリグラと同じで本名ではなくあだ名。まさかのフード付きチュニックを身につけていたことからついたらしい。
なんか弟とバチバチしているゾ〜。
なんかありそうだゾ。
お父さんのセウェルスから「兄弟仲良く」と遺言がありました。
そのため当初カラカラと弟は一緒に皇帝になってます。
しかし、この兄弟は仲が非常に悪かったです。
あんまりにも仲悪すぎて「国ふたつに分ける?」ような話も出たほど!
ひ!そんなお上だと家臣が大変すぎるううああああ。
弟など存在していない
仲が悪かった兄弟。お母さんは心配ですね。
何とか仲直りしてほしいもの。
そこでお母さんは仲直りの場を設けました。
さすが母君!これにて一件落着だな!はっはっは!
カラカラは母も同席しているその場で弟を殺害。
正当防衛と言ってますが、実際がカラカラが殺害したのは明らかです。
でえええええ!!!!この親不幸ものおおおおお!!!
それでも弟への怒りが収まらないカラカラ。
ダムナティオ・メモリアエしちゃいます。存在していたことを消しちゃうんでしたよね。あ、イラスト逆だった。
そして弟贔屓だった元老院議員や貴族も処刑!跡形もなく消し去る!
失敗する政策
弟を抹殺したカラカラは、アントニヌス勅令というものをだします。これはローマ+ローマの属州に住んでる人全てに市民権が与えられました。
これは一見いい政策に見えますが、失敗に終わります。
これまでローマ市民権は一部の人に与えられる特権です。なので特別感がありました。頑張れば属州の人ももらえたので、頑張って獲得しようと思う人もいました。あとは税金も納めてます。
このバランスが崩れてしまいます。
特別じゃなくなったことでモチベーション低下。属州税がなくなったかわりに、別の税金が取られる。これでは結果損してますよね。
一生懸命やってもやらなくても変わらないなら頑張らないゾ。
なんか満たされたいゾ。
特権も報酬もないのに頑張れなんて無理だゾ。
悪口は許さない
カラカラの暴政は続きます。
カラカラの悪口っぽい歌が流行するんですが、これを聞いたカラカラは市民の誤解を解こうと集会を開きます。
おお!民に歩み寄るその姿勢!いいではないかカラカラ殿!
母のガラガラも喜んでおるぞ!
え、母はユリア???ガラガラではないのか??
集会に来た市民に演説するのではなく、部下を差し向けなぶり殺します。
それでも飽き足らず、市内を荒らしまくりました。
2万人殺害。一体どれだけ悪口言っていた人がいたのでしょう。
なんと…何ということか!
自分は人の悪口言ったことないのか!あるであろう!
そういう人に限って自分が言われるとキレる!
嘆かわしい!
全くだ!そして人気取りしたがる!
カラカラも同じで、こんなことしているくせに浴場作って人気UPを狙います。浴場はまあまあ人気っぽい。
このタイミングはやめてよ
浴場建てたりしてお金がなくなると、理不尽な理由で元老院や貴族からお金を巻き上げます。
もう皇帝というより輩…。見たまんますぎるぞ!
ありえないんだゾ〜。
僕もこの時代に生きてたら絵画や彫刻を没収されるのかと思うと…。
まあまたこのパターンかとなりそうですが、こういう人は恨みを買ってるんです。なので暗殺されました。
しかし、用を足してる最中に背後から刺されたそうで、ちょっと同情。このタイミングでやめてよ…。
うう〜ん、さすがに「カラカラの最後」の絵画を描けと言われても気が引けるゾ。買い手がつかないゾ。
カラカラは子どもがいなかったので、後継者どうしよってなってる時にマクリヌスという男が皇帝になりました。
しかしあまり人気がなく暗殺。さあ次どうするってなった時に、あるお婆さんが「孫はカラカラの息子」と名乗りをあげました。
この息子が次の皇帝になるんですが…。
あとがき
はあ…次の皇帝禁断すぎて、上手く書けるかな…。
ちょっと規格外の人でね…。
普通の人に見えるゾ。
う…拙者は何やら不吉な予感がするでござる…。
拙者には理解できぬ世界が待っているような気がする…。
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