

前回のイングランドから、今回は神聖ローマ帝国に移ります。
このかっこいい名前の国には一体どんな人がいるのか!?



何やら揉めてるような光景が見えるわ!



サムネはなんだか皇帝っぽいゾ。
今ココ





神聖ローマ帝国は現在のドイツにあった国です。
遡っていくとカエサルとかがいたあのローマ帝国に辿り着きますね。





こうやってみるとすごく分裂していってるんだゾ!
覚えられないゾ〜…。



同じ分裂国のイングランドやフランスはローマ帝国とは違っていきますが、神聖ローマ帝国はそのまま継承していくスタイルです。
なので「あの超大国のローマの意志を継承した神聖な国」みたいな感じの名前になりました。
国のざっくりイメージ





フランスは最初王様の権力が弱かった。イングランドは最初から強かった。
では神聖ローマ帝国はというと、かなり名前のイメージと異なります。



確かに上のイメージよね…。圧倒的な皇帝が統治して、諸侯もみんな従わせるほどの権威があると思っているわ。



実際は「生徒に自主学習させて教室にいない先生」みたいな感じです。
先生は授業しないとなのに、忙しくて見てられないからプリントの問題解いておいてって放置。
そうすると真面目に取り組む子もいれば、先生いないなら遊ぼうってなる子も当然でます。



そうよね!見られてないなら好き勝手するだろうし…。
そうならないように注視しないといけないのに、皇帝は何がそんなに忙しいの?



神聖ローマ帝国は名前にローマと入っているのに、ローマを支配していません。
あれれ、ローマ帝国名乗ってるのに肝心なローマは持ってないんですか〜?って思われて恥ずかしいので、なんとか獲得したいってのが皇帝の考えでした。



ローマ(イタリア)に戦争しにいくんですが、その間帝国を留守にするので、さっきの諸侯好き勝手現象が起きます。



統率があまり取れていなかったのね。
ギャップがあるわ!
対立する諸侯と教皇





もちろんショボい皇帝しかいないなんてことはありません。
オットー1世は力を認められて皇帝になってますから。
しかしオットー1世からきたザクセン朝は比較的短命でした。





基本的にどの国の王様も皇帝も強くありたいので、自分の権威を上げたいです。
この時代は宗教の力が最強で、その力を利用しようとしました。これを帝国教会政策といい、さっき言ったイタリアを目指して戦争しにいく動きをイタリア政策といいます。



なるほどなんだゾ。
でも結果失敗してる…?



諸侯には「偉ぶってるくせにいつもいねーじゃん」となめられ、教皇からは「しゃしゃってくんな部外者」と言われ…。
あんまりいい結果にはなりません。
ここまでが神聖ローマ帝国のアウトラインです。
この辺のことを頭に入れておきましょう。



本当にギャップがすごいゾ〜。
偉いのは皇帝?教皇?





ザクセン朝の次はザリエル朝になります。
ハインリヒ3世の時に教皇<皇帝になります。
ハインリヒ3世は理想的な皇帝で、力でねじ伏せるとかではなく、みんなといい感じで統治しました。



素晴らしいわね!
でも全盛期ってことは、これ以降は…。



息子のハインリヒ4世は不遇の幼少期を過ごします。
6歳で皇帝になったので、お母さんがサポートします。
お母さんと政治で対立していた大司教が、ある日ハインリヒ4世を誘拐します。
そして自分の洗脳化におき、お母さんを失脚させました。



と、とんでもないことなのでは…?



大人の事情により振り回され、ハインリヒ4世はグレます。
これにより独断的で周りを信用しない性格になっていったのです。



年表だけではわからないことね。
でもストーリーでみると腑に落ちるわ!



ハインリヒ4世は教会の人事をどんどん決めていきました。
この行動に反発してきたのが教皇グレゴリウス7世です。
教会のことになんで口出してんだと。



ここで皇帝と教皇、どちらの権力が上なのか問題が出ます。
次回、超有名なあの事件へと発展していくのです。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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あとがき



最近筋トレとダイエットしてますが、着実に効果が出てきております。



すごいわ!人生初の筋トレダイエットね!



ボクはダイエットしちゃうと魅力が半減するのでできないゾ。
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