

前回の主役スパルタとアテネでしたが、そんなポリスたちに強敵が襲いかかってきます!今回はその話と、その後について説明します〜



ワシはわしみ。遅れて登場するのは立場が偉いからである。
断じて放置されていたわけではない。
よろしく頼むぞ。



俺はその逆で出番多め♪
海の話が関係してるから?
ギリシアのポリスに襲いかかる強敵







ギリシアのポリスにあのアケメネス朝ペルシアが襲いかかってきます。
アケメネス朝ペルシアとはオリエントを統一した国です。
ダレイオス1世は王の目、王の耳の王様です。



は〜ん。同じギリシア人を助けるために戦い出したのね。



そこからマラソンで有名なマラトンの戦い、スパルタの奮戦が有名なテルモピレーの戦いときました。
この説明はアケメネス朝ペルシアで軽く流しましたが、今回はギリシアのポリスの話なので、もっと掘り下げていきます!
黄色の線が引いてあるサラミスの海戦についてです!






無産市民の大活躍





このサラミスの海戦の前、テルモピレーの戦いでスパルタ軍は敗れました。
今度はアテネに襲いかかってきます。
リーダーであるテミストクレスはアケメネス朝ペルシアに対抗するため、超でかい船を用意してました。



三段櫂船とな。説明してみよ。



この超でかい船、敵船に体当たりして穴を開ける戦い方をします。
その漕ぎ手となったのは武器を買えない無産市民と呼ばれる人たちです。
金でものをいうのがこのポリス世界。貧乏人は武器が買えず戦えないので、参政権もないんでしたね。



そんな立場が低かった人たちも戦えるようになったから、参政権を得れるようになったんだな!



そうです!
その後もプラタイアの戦いで勝利し、ポリスは防衛戦に勝利しました。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アテネ、調子に乗ります





アテネの大活躍で勝利したペルシア戦争。
戦後に対策を練ります。アケメネス朝ペルシアの再来に備え、デロス同盟を結成しました。



しかしこれは「アテネと愉快な仲間たち」状態になり、アテネは他のポリスの軍資金を勝手に使って世界遺産のパルテノン神殿を作ったりします。
他のポリスにも口出しするようになるので、まあ調子に乗りました。



いかんな。いくらアテネが貢献してたとしても、他のポリスを蔑ろにしては恨みを買うぞ。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アテネ、民主政治完成





調子に乗ってるアテネさん。
ペリストクレスの時代に民主政治が完成しました!
民主政治って我々と同じ…かと思いきや少し違います。



内容は上記の通り。
あくまで「戦争で活躍できる人」限定。
そこに含まれない人は権利はありませんでした。



なるほどね〜働かざるもの食うべからず的な感じか。
まあわからんでもない。
でも戦争での活躍ってされると、やれる人は限られてくるね〜


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペロポネソス戦争勃発





調子に乗れば面白くない人も当然出てきます。
スパルタを含むペロポネソス同盟のポリスたちがアテネのやり方に反発。
そしてペロポネソス戦争が始まりました!



なんとここでアテネは敗れ、リーダーの座はスペルタに移りました。



戦争だけだとスパルタはものすごく強そうだな。
屈強な男たちばかりだ。
敵に回したくないな。
スパルタ、調子に乗ります





せっかくポリスのリーダーになったスパルタですが、調子に乗ります。
なんとアケメネス朝ペルシアの支配地に手を出してしまいました。



ズコー
ウケるな、アテネと同じこと繰り返しちゃうのか!



アケメネス朝ペルシアは結構いやらしい性格…もとい上手いこと立ち回れるんですよね。
反スパルタ勢力たちを焚き付けて戦わせます。
そしてスパルタ、アテネと同じ道をたどりやられてしまいました。



ワシも襟を正さねばな。
「人の振り見て我が振り直せ」だ。



スパルタの代わりにリーダーとなったのはテーベというポリスです。
エジプトにもテーベありますが、そことは違います!
神聖隊という変わった部隊がおりました。同性カップルで構成された軍隊で、「愛する人を死なせない」「愛する人にかっこいいとこ見せたい」という愛のパワーでスパルタ軍を破りました。



マジか…でもあの最強戦闘民族スパルタを倒すって…
愛のパワーとか何言ってんだって感じだけど、体現されるとなんも言い返せねーな!



他にもエパメイノンダス将軍の斜線陣というかっこいい陣形も光りました。
内戦続きでボロボロになるポリス内





戦争はお金が必要です。
こんなに戦争ばっかやってたので、貧しくなる市民が続出します。
畑とかも荒らされて農作物も取れないしいいことないですね。



かっこいいファランクスも解体する羽目になってる!
あ、でも傭兵とか出てくんだ。



愛国心で国を守ってたのに、金くれるなら働くけど?っていう報酬主義になっていっちゃいますね〜
あと口が上手いだけのやつが政治家になってしまったり。嘘の情報をデマって言いますが、これが元ネタです!



こういう輩が出てくるのは国が荒れてきている証拠だ。
治安が悪化しているな。
なになに、衆愚政治(しゅうぐせいじ)というのか。
あとがき



ギリシアはポリス同士の内戦で国力がかなり落ちてしまってますね〜



こういう時はあれだな、チャンスと思って潰しにくるやつが出てくるよな!



豊かな国づくりとはなんと大変なことか
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