

私の好きな王様の一人です!
いいな〜こんな器のでかい人が上司だったら…



む、むぅ⁉︎⁉︎
この匂いは…う●こ!



全然わからん
登場人物


アンリ4世
国:ナバラ→ブルボン朝初代
宗教:プロテスタント→カトリック→プロテスタント→カトリック
タイプ:良王
国民思いの有能な王様。ユグノー戦争で宗教をコロコロ変えた。
なぜか排泄に関しては独特の感性を持っていて、悪臭を放ってる。
英雄色を好む。
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
・三アンリの戦い
・ブルボン朝初代国王
・ナントの勅令(王令)
日本は戦国時代。毛利輝元と同い年


マルグリット・ド・ヴァロワ
宗教:カトリック
タイプ:魔性の女
アンリ4世の正妃で、ヴァロワ朝末期の王様たちの妹。
男を狂わす絶世の美女。男性遍歴がヤバめ。
自身の結婚式で虐殺が起こる。
・ユグノー戦争
・サン・バルテルミの虐殺
日本は戦国時代。エドワード6世と同い年



二人して普通そうな見た目なのにぶっとんでるらしいぞ〜!
最初はフランスの国王ではない





アンリ4世は現在のスペインとフランスの間にある「ナバラ王国」のポーで生まれました。
次男として生を受け、熱心なユグノーの母の影響で自身の宗教もユグノーとなりました。



フランソワ1世の姪(姉の娘)がアンリ4世のお母さんになります。
フランス王家とは親戚ですね。



フランスではないが、王の息子!
王の素質があったのだな!



一方フランスはユグノー戦争の最中。
カトリックの国なので「ユグノー撲滅運動」をしているわけです。
国内が荒れているので国王シャルル9世と母のカトリーヌ・ド・メディシスはなんとかしようとします。



そこで閃いたのが「娘(カトリック)とユグノーの人を結婚させよう」です。
そしたら混乱も落ち着くかなと思われました。
しかし、めでたい結婚式で虐殺事件発生。宗教対立は激化してしまったのです。



あっちゃ〜作戦失敗だな!



そこからが3人のアンリが戦い、生き残ったのがアンリ4世!
ブルボン朝として新しい王朝が始まります!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




なんとも奔放な二人





ちょっと先に二人の恋愛遍歴をお話しします。



へ?
そんな戦時中に色恋沙汰の話など悠長な…



まあ面白いので聞いてください笑
血塗られた結婚式となった妻マルグリットとは冷めきってました。
お互い公式に愛人を抱えている不可思議な夫婦関係です。
妻マルグリットは絶世の美女と評判で、小さい頃から有名でした。
そんな可愛い妹に兄王たちはメロメロ。マルゴの愛称で親しまれてました。



肖像画だとそんな感じに見えんね



アンリ4世も負けてはおりません。
愛人の数は70人以上で、まさに英雄色を好む!
せっかく結婚したのにお互い別の人が好きなんです。



なななななな70人!?
そんなにたくさんの女子、覚えられぬ〜〜!



マルグリットのぶっ飛びエピソードの一つにこんな話があります。
不倫相手が政治的なことで斬首され、晒し首になりました。
そこでマルグリットは彼の心臓と首を持ち帰り、化粧して部屋に飾ったそうです。
そして首の模型を作って首飾りにしていたとか。
男好きなだけでなく、なかなか怖いですね!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
臭い





またまた脱線します。体臭のお話です。



なんでだよ笑



冒頭でも言いましたが、アンリ4世はとにかく臭かった…
臭いエピソードとして、愛人たちや奥さんは香水で鼻をおかしくしないと近づけないほどだった、気絶した人もいたと言われています。



そして排泄も自由だったらしく…といってもこの辺のフランスってそもそも風呂も入らないし、排泄はその辺でするのでゲームや映画のような美しさとはかけ離れた臭い世界だったんです!
信じられません…
ただでさえ臭いフランスの中でも凄まじい体臭ってなんや…



ごふう!せ、拙者はもう無理でござる…
だ、誰か…鼻シュッシュを…



そして排泄も自由だったらしく…といってもこの辺のフランスってそもそも風呂も入らないし、排泄はその辺でするのでゲームや映画のような美しさとはかけ離れた臭い世界だったんです!
信じられません…
ただでさえ臭いフランスの中でも凄まじい体臭ってなんや…



まあ王様に「臭いんだよ」とか言えないから愛人や奥さん、部下はほんとに大変だったと思います…改善するためにトイレが普及したらよかったんですが…ならない…



いや俺、全然わからんわ〜残念〜



男好きマルグリットも流石にキツかったのか、子どもができず。そして離婚します。
なのでアンリ4世の子どもは愛人と再婚相手が母親です!
と、ここまでが変なエピソードで次は本筋の戦争へ戻ります!
改宗し、混乱を落ち着ける





やっと本題に戻ります。
この時点でアンリ4世はユグノーです。
つまりカトリックの国フランスの国王がユグノーなのです。
これはカトリック勢力は納得いきません。



前回の王、アンリ3世はいざこざの中暗殺されました。
アンリ4世は分かっていたんです。「自分がユグノーじゃ国民に認められない」って。



アンリ4世はなんとユグノーからカトリックに改宗します。(初じゃないです)
「俺に合わせろ」じゃなく「俺が合わせる」としたんです。



これは簡単にできることではないでござる!
しかし、もう一つの勢力が裏切りと認識してしまうのでは…



アンリ4世はユグノーの不満を解消させる策を出します。
それがナントの勅令(王令)です。
これは「フランスの国教はカトリックだよ。でもプロテスタント信じたいなら信じてもいいよ。ちょっと制約はあるけど」って内容です。



これで国内の混乱は終結に向かいます。
権力や武力で鎮圧するのではなく、国民の心理を汲み取って見事に収める。
こういうのって頭で分かっててもなかなか実行には移せません。
そんな姿勢が多くの人に好かれ理想の王様となります!



かっけーじゃん!^^


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


そんな名君の最後は…





アンリ4世の凄さは戦争を終結させただけではありません。
その後は財政再興にも努め、国民の生活にも配慮してくれました。パーフェクトキングです。
理想の上司ランキングとかありますが、理想の王様ランキングがあれば必ず上位にきそうですね!



日本史も込みで「歴代名君ランキング」を作るのじゃ!
目安箱でも作ろうぞ!



しかしある日悲劇は起こります。
絶大な人気を誇ったアンリ4世。過激な思想のカトリックの男に暗殺されます。ゲホ



マジかよ…こんなにいい人なのに…



99%は好きでも1%は気に入らないって人もいるんですよね。
人気があればそれはそれで疎まれたりもしたんでしょうか…
単独犯とも陰謀説とも言われてます…
こんなに良い王様を失うのは辛い…


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



みんな大好きアンリ4世を暗殺したってことで、この男は八つ裂きの刑に処されます。
両手両足に馬をくくりつけ、走らせて体をバラバラにされます。



えっぐ〜!
人間もやるねぇ



アンリ4世は埋葬されるも、この後に起こるフランス革命で墓を暴かれます。
頭部が行方不明になりました。
しかし時を超えて2010年、ついに見つかりました!



しかし偽物なんじゃないかって記事もあったり、真実はいかに…
こちら3Dで再現されたアンリ4世の動画を見つけました!
ミイラも出てくるので、苦手な人は閲覧注意!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あとがき



ヴァロワ朝で終わるとユグノー戦争中になってしまうので、ブルボン朝までやりました!



こんなにいい王様なのに…なぜ…臭いのか…



完璧な人っていないよね〜ん
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コメント一覧 (3件)
楽しく拝読しております。
マルグリット王妃の説明に、ブルボン朝最後の、とありますが、ヴァロワ朝最後の間違いではないのでしょうか?
ブルボン朝最後はアンリ4世の曾ひ孫、かな?ルイ16世あたりではないのかしらん…。
詳しくない私なんぞが言ってすみません。
美奈ぴょんさんこんばんは!
ご指摘ありがとうございます!その通りでした!
修正しました。
今後も読んでもらえると嬉しいです😁
ご丁寧にありがとうございました。
これからも、楽しみにしています!