遂に終焉を迎えます!
パッとしない皇帝、暗君など、名前とは程遠い時代でしたが、その最後いかに。
見えてしまった…未来が見えすぎるのは辛いわ。
王朝の最後か。これは私が見届けねばなるまい。
登場人物
泰昌帝(たいしょうてい)
王朝:明王朝15代皇帝
タイプ:早死
薬飲んでぽっくり。
日本は戦国時代。小早川秀秋と同い年
天啓帝(てんけいてい)
王朝:明王朝16代皇帝
タイプ:早死
よくわからないけどぽっくり。
・宮廷内の派閥争い(東林派と非東林派)
日本は戦国時代。フィリペ4世と同い年
崇禎帝(すうていてい)
王朝:明王朝17代皇帝
タイプ:頑張り屋
まともで頑張り屋だったけど、猜疑心が強くて優秀な部下を追い込んじゃう。そのせいで…
日本は戦国時代。保科正之と同い年
な、なんだこのやる気のない紹介は…
ぽっくりが2人も!
明王朝のラストエンペラー
稀代の暗君、万暦帝(ばんれきてい)の息子になる15代目泰昌帝(たいしょうてい)。そしてその息子に当たる16代目天啓帝(てんけいてい)。あんまりエピソードないのでサクッと行きます。
特に言うことないとは悲しい。
ワシのようにインパクトのある皇帝になりたいものだな。
あと省略してますが、明の皇帝かなり子沢山です。側室の子供とか入れると画面がとんでもないことになるので、皇帝につながるとこだけ書いてます!
ひと学級できるんじゃない?ってくらいいます。
何!!!
変に同情して損をした!
2つの派閥
皇帝が何やったかより、宮廷内の派閥の方が大事な状況です。
「東林派(とうりんは)」「非東林派(ひとうりんは)」の2勢力に分かれております。
漢字が多いとふりがな必須ね。
そして前回チラッと出たヌルハチの建てた国がどんどん大きくなっていきました。
疑いすぎに注意
もうほぼほぼ崩壊状態の明ですが、そんな中最後に皇帝になったのが崇禎帝(すうていてい)です。
今までの皇帝なんだったのかってくらいまともな人で、何とか立て直そうと頑張ってました。
非東林派にいた悪人、魏忠賢(ぎちゅうけん)を排除し優秀な部下を雇用します。
人相が悪いわ…
しかし崇禎帝は猜疑心が強すぎました。
こんな時代だし、悪人も周りに多いし、仕方ないのかもしれませんね。
ちょっと怪しいと思ったら有能な人でもどんどん処罰してしまい、そのせいで部下のやる気を削いでく結果になります。
そして改革が裏目に出てしまい、市民も重税、飢餓、失業などでどんどん苦しめられ、しまいには国が回らないレベルになっていきます。
ああ、聞こえるわ…崩壊の音が!
追い詰められて…
失業したうちの一人、李自成(りじせい)が立ち上がります。
他にも各地で反乱が起こりますが、もう明には制圧するだけのお金も力も残されていませんでした。
北京のお城に攻め込まれる中、崇禎帝は娘を自ら殺し、奥さんも首をつり、部下たちは皇帝を見放し逃げていきます。残されたのはわずか1名のみ。
…
生き残った子供もいますが…絶対に経験したくないことの1つですね!
そして崇禎帝自身にも終わりの時が近づいてきました。
絶望の中、お城の近くの山に登り、木で首をつりました。享年34才。
崇禎帝…
こうして明は270年の歴史に幕を下ろします。
そして反乱を起こした李自成が一瞬国を建てましたが、三日天下に終わり、時代は清王朝となっていきます!
あとがき
滅びゆく王朝は悲しさと不気味さが混ざったような独特な雰囲気がありますね!
崇禎帝の最後は絵になってるんですが、かなり直接的な表現のため気になる方はご自身の判断で検索してね!
しかと見届けたぞ。こうなっては致し方ないのか。
見ているか、万暦帝よ。
万暦帝は何も見えてないと思うわ…。
たとえ見えてても無関心よ。
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