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勝ち取れ!オランダ独立戦争(オラニエ公ウィレム)

!!!
え、超イケメンじゃない!?!?
EXILE?三代目?

違います笑
イケメンなのは見た目だけじゃありません!

ぬう…拙者も負けぬ!

登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オラニエ公ウィレム

国:神聖ローマ帝国生まれ→ネーデルラント(オランダ)
タイプ:沈黙公

事実上のオランダ初代君主(皇帝や国王ではない)。
クールそうに見えて実はおしゃべりで愛想がいいハイパーイケメン。
スペイン支配から独立するために奔走。

・オランダ独立戦争(八十年戦争)
・ユトレヒト同盟
・オランダ建国の父

日本は戦国時代。エリザベス1世と同い年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フェリペ2世

国名:スペイン黄金期の王
タイプ:書類王

当時のスペインは世界最強の力を持っており、その時の王でハプスブルク家の人。太陽の沈まぬ国の王。
結構寡黙な性格で、読書が好き。かなりのガリ勉だったことから「書類王」といわれる。

・カトー・カンブレジ条約優位に終結
・オランダ独立戦争
・レパントの海戦で勝利
・無敵艦隊アルマダ
・ポルトガル併合
・天正遣欧少年使節
・アルマダ海戦で敗北

日本は戦国時代。藤堂高虎と同い年

キャー!!かっこいい!推す!

親族からいろんな土地を引き継ぐ

ウィレムは現在のドイツのディレンブルクというところで生まれます。
これまで紹介してきた人は王族ばかりでしたが、ウィレムは「伯爵」の息子です。

伯爵ってなに?
皇帝や王様より偉いの?

皇帝・王様よりは下です。
現在のドイツは当時「神聖ローマ帝国」という国でして、その中にいくつもの国が存在するようなちょっと変わった帝国なんです。
現在の都道府県の関係より、戦国時代の戦国大名みたいな関係をイメージするといいかもしれません。

ん〜…わかんない!

ちーん。
…ウィレムは親族からいくつもの土地を相続します!
国を跨ぐのややこしいな…

親父から息子へ

ウィレムは皇帝カルロス1世(カール5世)のお気に入り。将来有望ですね!
大事な式典で腕を支える役を任せられてます。
しかし次の国王、フェリペ2世になると相性が悪いのか関係が悪化していきます…

借金が多かったフェリペ2世はネーデルラントの人たちに重税と自分の好きなカトリックの強要をします。
そしてこれに反発する人を弾圧します。怖い怖い。

弾圧…ここでもあるのか!

フェリペ2世からしたら、自分の支配下に悪だと思ってる人がいるのは嫌なんでしょうね。
そこでウィレムはネーデルラントの人々のために立ち上がります!
この辺の人たちとスペイン支配から独立するためです。

スペイン北部7州(現在のオランダ)南部10州(現在のベルギー)
カトリックプロテスタント(カルヴァン派)多いカトリック多い
弾圧・強要反発降伏

ネーデルラントの人たちは2つに割れてます。(中央と右)
弾圧に反発するのかと思いきや、南部はカトリック多めなので「独立のやる気はそこまで…」って感じですね。
部活とかでも絶対優勝したい人と、なんとなくやってる人で別れますもんね。

悲しいな…みんなで甲子園目指そうとは思えぬものか…

プロテスタントの人たちはいくつもの宗派に枝分かれします!
ルターの考えがいいって人・カルヴァンって人の考えがいい人。そうした人を「〇〇派」といいます。
今回の人たちはカルヴァン派が多いんです。

カルヴァン派が多い理由。それは商業で栄えたところだからです。
カトリックは「お金を稼ぐ・貯金する」ってことをいいとしてなくて、あんまり商人向けの宗教じゃありません。
対してカルヴァンの考えは「稼ぐのOK」だったので、支持されました。

え〜そうなんだ〜
色々細かいルールがあるんだね!

VSスペイン

本題に戻ります。
弾圧から逃れるためにドイツにいたウィレム。しかしネーデルラントの人たちのためにウィレムはリーダーとなり、独立を目指します。
上司であるフェリペ2世に反旗を翻したことになります。

なんと…拙者にはできぬ!主人に歯向かうは武士としてやってはならぬ…

なんだよ〜頑張れよ〜

だから人望もありました。
ここからオランダ独立戦争が始まります。別名八十年戦争でして、文字通り長期間戦争になります。この頃生まれた子どもは独立する頃には老人になってますね〜

フェリペ2世は武力弾圧したら反乱起こされたので、押してダメなら引く作戦に出ます。
そうしたことで下の方の南部10州が降伏しちゃいます。
もともとカトリックが多い地域でしたので、北部7州に比べたらそこまでして対立するメリットがないんですね。

ってことでより結束が固まり、北部7州はユトレヒト同盟を結び、スペインに立ち向かいます。
この北部7州の中で特に力があった「ホラント州」が訛って「オランダ」と呼ばれます!

ほ、ほらんと…オラン…ダ!

海賊たちと一緒に戦う

ウィレムには海賊の仲間がいました。

倭寇が?!

オランダではカルヴァン派の人をゴイセンといいます。
これはスペイン側の悪口で「こじきみたいな奴ら」って感じの意味でした。
そのゴイセンの中でもワーテルヘーゼンというのが海賊のことです。
ワーテルヘーゼン集団「ゼーゴイセン」を組織しています。

う〜んわからない!

スペインの敵はオランダだけではありません。
周辺国のフランス、イングランドもスペインがこれ以上力をつけるのを阻止したいんです。なので援助がありました。

細かくいうとネーデルラントはイングランドの貿易相手だったんです。
ネーデルラントがスペインにいじめられてお金がなくなると、イングランドも困るのです。
こういう事情もあってスペインVSイングランドのアルマダ海戦に繋がります!

そしてスペインから独立する宣言をしました!
注意なのは、この時点では自称独立なので、正式に認められてません。

スペイン船を襲撃するオランダ船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

暗殺。そして…

イケメンなウィレムでしたが、フェリペ2世Loveのカトリック信者により、銃殺されてしまいます。
最後の言葉は「神よ、わが魂と愚か者たちにお慈悲を」でした。

ウィ、ウィレム殿…

イケメンが〜!

凶弾に倒れたウィレム。現場となったデルフト・プリンセンホフ博物館には撃たれた時の弾痕が生々しく残っています…!

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