土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

イングランド征服!ノルマン・コンクエスト!_ウィリアム1世

こめ

現在のイギリス王室に続く大きな転換点です!
ゲームみたいな名前もかっこいいね!

いぬかい

どんなモンスターを倒す話でござるか!?

こづか

モンスターじゃなくて王朝の話よ。

イングランド王は俺だ!

こめ

矢印多くて訳わかんなくなりそう。
前回の最後の方に出てきたエドワードの後継者問題で数人が「イングランド王は俺だ!」と名乗りをあげてきます。
それが王の弟とか息子ならわかりやすいんですが、なんか関係なさそうな人たちなのでややこしい。

いぬかい

ぬおー!部外者はすっこんでろでござる!

こめ

もちろん完全な部外者が名乗りを上げることはできないです。
まず現在の王はハロルド2世。会議で決まりました。
しかし貴族の人で、エドワードの奥さんの兄弟で、王様と血が繋がっていません。

こめ

ここに目をつけ、ハロルド2世が王様なのはおかしいと主張してくる勢力が二つあります。
一つ目はトスティ。ハロルド2世の弟です。お兄ちゃんと仲悪かったみたい。
二つ目はウィリアム1世。フランスのノルマンディー出身で、フランス語でギヨームともいいます。

いぬかい

!?
どっちも王の血筋ではないではないか!

こめ

エドワードのお母さんがノルマンディー出身です。
この女性の出身地が結構重要になってきます。

ハロルド2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィリアム1世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ノルマン・コンクエスト

こめ

先に動いたのはトスティです。彼はノルウェー王と仲良く、ノルウェー王ハーラル3世も、以前クヌートが行ったように北海帝国再建の野望も夢見ながら「ワンチャン、イングランド王になれんじゃね?」と進軍してきました。

こめ

しかしここでトスティ・ハーラル3世軍はまさかの敗北!
スタンフォード・ブリッジの戦いにて戦死してしまいました。

名前がかっこいい戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こづか

次はウィリアム1世ね。
あら?同じ年に戦っているの…。大変ね。

こめ

そのそもウィリアム1世はフランス人なのに、何ドヤ顔で攻めてんだと思いますが、理由がありました。
前回エゼルレッド2世が国外逃亡し、行き着いた場所はノルマンディーです。その際に息子のエドワードも逃げてきていたんですが、そこでこの二人は仲良くなってます。

こめ

しかも親戚!
そしてエドワードはこの時「次の国王はウィリアム1世に任せる」発言を残しておりました。
そうなればウィリアム1世も攻めこむ理由がありますよね。

こづか

それならハロルド2世が王になったことに不満を持つのは当然ね!

こめ

ヘイスティングの戦いで見事ハロルド2世を破り、どんどんイングランドを支配下に置いていきます。
そして同年のクリスマス、ついにイングランド王になります!

こづか

七王国時代からアングロ=サクソン人の王朝で来てたけど、ここからノルマン人の王朝に切り替わるのね!

こめ

このノルマン人王朝になったことをノルマン・コンクエストといいます。ノルマン人の征服を意味します。
現在のイギリス王室も、ウィリアム1世に繋がっています!

ノルマン・コンクエスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

事故が続く

こめ

ウィリアム1世はフランス育ちなので、地元色を強めていきます。
あとドゥームズデイ・ブックの作成、家臣もどんどんノルマン人に。
そして一般的にイメージできる「王様と家来」の関係、封建制度を確立していきます!
みんな王様の言うことを聞くので、フランスのカペー朝と違い、王様が最初から強いです。

こめ

この勢いのままいくかと思いきや、ウィリアム1世が落馬による事故死。イングランドを次男、ノルマンディーを長男に分けられました。
その後イングランド王ウィリアム2世も事故死。ウィリアム1世の四男、ヘンリー1世が王になります。

長男ロベール2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三男ウィリアム2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
四男ヘンリー1世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こづか

眉間のシワがみんなそっくりね!

こめ

ヘンリー1世は有能な王様だったんですが、後継者問題に苦しみます。
息子を後継者にしていたのに、船の事故で亡くなってしまいました。
そこで神聖ローマ皇帝のハインリヒ5世(この時亡くなっている)に嫁がせていた娘を呼び寄せ、未来の王様にしようとします。

困惑する娘のマティルダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ノルマン朝終わる

こめ

ヘンリー1世亡き後、娘マティルダが即位しようとしたタイミングで、スティーブンという男が突然王位をかっさらいます。
ここでノルマン朝は断絶します。あの攻めてた勢いは一体どこへ…。

いぬかい

スティーブンは何者でござる!?ウィリアム1世の孫!?

こめ

マティルダも黙ってません。ここの二人が王位を争っている中、混乱は続いていきました。無政府時代と呼ばれます。
わちゃわちゃしているうちに、マティルダの息子のヘンリー2世が大人に成長していました。

いぬかい

この方はフランス編で一度拝見しているでござる!
ギャルと結婚する…。
ここで新しい王朝になるのでござるな!

毒舌芸人に似ている気がするスティーブン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘンリー2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あとがき

こめ

さぁ!明日から仕事…ではなく旅行なので準備して早く寝なきゃ!

いぬかい

大寒波でござる!

こづか

その次は雨よ…。

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