長かった唐王朝。最後の時を迎えます。
終止符は誰が打つのか!
300年か〜結構長め?
不穏な空気感が漂ってるわ…!
安史の乱の影響
皇帝の力ではもうどうにもならないところまできているのね。
粛宗(しゅくそう)がなんとかしようとしていたけど、息子の代になると怪しいわね。
息子の時には内部では宦官勢力が力をつけてきますし、外部からは吐蕃(とばん)に長安を取られたりしてます。
この状況を打破しようと、徳宗(とくそう)の時代に陽炎(ようえん)という政治家が両税法を出します。
金持ってるやつから金とろうってことね。
そーいや逃げる奴がいるから、前まで言ってた均田法が意味なさなくなったんだね。
そう、「この田んぼ貸したげる」って言われて税を払ってましたが、逃げ出す人がいるので税金を取れなくなりました。
なので、「住んでる場所によって税金払え」ってなったので、どこに逃げても払わないといけなくなりました。
皇帝の弱体化
13・14代の皇帝は暗殺、その後の皇帝は国が不安定なことのストレスか薬物中毒で亡くなる人が相次ぎます。
21代目では天災もあり、国民の不満は頂点に。
黄巣の乱勃発です。かなり大規模の農民反乱になります。
塩の密売人?軍人とかではないのね。
この時国は生活必需品である塩を、国でしか販売できないようにしました。高値でも生活に必要ならどうしても買わないとですよね。
ですがこっそり売る人も出てきます。その1人が黄巣(こうそう)です。
密売人ってことは、裏のつながりがすごそうね。
だから不満の連鎖が広がって大規模になっていったのかしら。
唐への忠誠
黄巣は長安に入り、皇帝を名乗ります。
でも彼はリーダー向きの人ではありませんでした。
うまくいかず、飢饉が発生。お腹がすいた兵士は人間を食べたり…。うう。
共食いか〜。俺したことないから、味わかんないや。
黄巣に見切りをつけたのは部下の朱全忠(しゅぜんちゅう)です。
この時は別の名前だったんですが、唐のために黄巣と戦う朱全忠に、時の皇帝は感激。唐に全ての忠誠を誓う→全忠と名をもらってます。
黄巣は自殺に追い込まれました。
そんな立派な名前の朱全忠でしたが、昭宗(しょうそう)の代で不穏な空気を出してますね。
唐のために尽くすかと思いきや、力をつけていきます。
こんときって節度使がレベルアップして、軍事以外にもやれるようになったんだな。もう無敵になるじゃん!
文句言う奴は軍の力で潰せばいいし。
レベルアップした節度使を藩鎮(はんちん)といいます。
裏切り
裏切るつもりはなかったのかもしれません。
元々そのつもりだったか。
朱全忠は昭宗を暗殺し、その後息子を皇帝にします。
そして無理矢理皇帝を譲渡させます。
まぁ…。
息子の哀帝(あいてい)もその後殺され、こうして唐王朝は滅亡しました。
そして裏切りの男、朱全忠が新たな国後梁(ごりょう)を建国しますが、詳細はまた次の機会に。
あとがき
名前と真逆のことした人だったね。
いやねぇこういう人は。
唐は終わりましたが、王朝の話以外を次回していきます。
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