真面目くんとギャルちゃんの結婚生活（ルイ7世とアリエノール）

あけましておめでとうございます！🐍🎍✨
ちょっとずつ体調を戻し中〜！
新年一発目は相性悪そうな夫婦でスタート！

私が主役の年よ。
フフフ、また一年よろしくね。

正月腹減った〜。

ルイ6世、ルイ7世の時代はまだまだ王様の権力が弱い時代。
地元だったパリ周辺しか支配力がありませんでした。
だから力をつけていきたい考えがあります。
そこで、結婚相手として選ばれたのが、アキテーヌという土地を持っているアリエノール・ダキテーヌという女性です。

え!?土地の差えっぐ！
王様弱すぎ…。

真面目で大人しめな性格のルイ7世と、パリピでギャルなアリエノールの結婚。上手く行くでしょうか？

政略結婚で初めて顔合わせ。
その際のルイ7世の頼りなさにガッカリした様子。
ルイ6世が亡くなってすぐに王と王妃になりました。

結婚後はとにかく合わなかった。性格が真逆で、アリエノールは姑とも対立。
ルイ7世にイラついたのか、攻撃的な感じになって周囲の人も「あの女なんなんだ」と思われるようになります。

もう離婚しなさい。
誰も幸せにならないわ。
って占い師みたいなことを言ってしまったわ。

第２回十字軍遠征に参加した時のこと。アリエノールは軍を引き連れてきましたが、自分の身の回りの世話をする人たちのみでした。王妃の警護のための軍も必要となります。
遊びで参加しているアリエノールに対し、信仰心の強いルイ7世はブチギレます。

うわ、これは嫌だわ〜！
邪魔すんなら来んなよ！
ファンデのヨレとか誰も見てねーよ！

堪忍袋の緒が切れたので、離婚します。
アリエノール、浮気までしてたんですね〜。
そしてその後、2ヶ月もしないで再婚。相手はフランス貴族でもあり、なんとお隣のイングランドの王位継承権を持つヘンリー2世です。

早！戦争の時はちんたらしてたのに！
ギャルって立ち直り早いよね（偏見）。

これはルイ7世にとってまずいことになります。
広大な土地を持つアリエノールと結婚したことで、王様より広い領土を持つイングランドの王様になる可能性がある人が誕生したからです。

ヘンリー2世はイングランドにてプランタジネット朝の初代国王となります。この辺はまたイングランド編で。
このふたりの結婚によって生まれた土地を「アンジュー帝国」と呼んだりします。

そんなふたりにも暗雲が立ち込めてきます。
ヘンリー2世が浮気しました。あまりに堂々としてて、愛人と同棲することになりそうになったので、アリエノールは子どもを連れて出ていきました。

これは…因果応報ね。

アンジュー帝国を分断するチャンスとみたルイ7世は、ふたりを引き裂く妨害工作をします。
ちょっと戦ったりもしましたが、このまま遺恨を残すと息子の時代になった時によくないと思って和解しました。

大人ね〜ルイ7世。
アリエノールはどうしたの？

アリエノールはヘンリー2世と対立し、危険視され軟禁されます。
この軟禁、なんと15年続きました！

ルイ7世の息子、フィリップ2世は病弱でした。
看病にあたっていましたが、自身も病気になり、最後の時を迎えます。
息子の結婚を見守った後に、息を引き取りました。

一方ヘンリー2世は骨肉の争い、アリエノールはまだ軟禁されているのでした。

しぶといなこの女！
にしても病弱な男が次の王か〜心配だね！

今はそうかもしれません。
しかしフィリップ2世は「偉大な王」として進化していくのです！

よし、ブログ書き終わったので、茶碗蒸し作ってきます。

茶碗蒸し好きぃー！

ジュル。