
こめ目を背けてた面倒な回でした。
しんどかった…!



こんな内容を学生に覚えさせようという狂気の沙汰。



張り切って行くであります!
税金をかけるのは人から土地へ!





時は平安時代の1/3終わったくらい。天皇は醍醐天皇(だいごてんのう)です。有名人だと菅原道真(すがわらのみちざね)登場のあとくらいです。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





なついわ〜。



醍醐天皇の時に延喜の荘園整理令(えんぎのしょうえんせいりれい)が出されましたが、これに対し三善清行(みよしきよゆき)が「もう無理だ」と、意見封事十二箇条(いけんふうじじゅうにかじょう)を出します。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



これまでやってきた律令制「法律による天皇を中心に国を治める仕組み」は限界を迎えます。
田堵(たと)と呼ばれる有力農民を中心に見ていきます。今でいう社長だと思ってください。



田堵は口分田の経営をします。国からすると本当は国の土地「公領」だけど、管理者を田堵に任せる感じです。
田んぼのことは名(みょう)もしくは名田(みょうでん)といい、エッホエッホ耕すのは下級農民、雇われてる人たちですね。



呼び名増やさんで一つにしてくれ!



田堵は負名(ふみょう)でもあり、税を国に納めないとです。
税をとりにくるのは国司(こくし)。この二つは対立しやすいと思ってください。
田堵の中にも大規模な経営ができる人を大名田堵といい、のちに有力な武士とか出ます。



大名田堵は大企業の社長ってコト!?



田堵は任された土地以外も経営していきます。
これをした人は開発領主(かいはつりょうしゅ)と呼びます。
いっぱい稼いでも国司が税をとりにくるので、これに対抗すべく寄進(きしん)したり荘官(しょうかん)になります。これは後ほどやります。



なんか税の名前が変わってる!
官物(かんもつ)に臨時雑役(りんじぞうやく)…。
米か米以外でいいやんけ!農民文字読めないんだろ!?
国司の欲望





今度は国司についてです。
朝廷はお金を必ず一定数集めたい。そこで国司に「一億集めろ。それ以上はお前にやる」的な話をするので、国司視点だといっぱい集めたらその分自分の懐に入れることができます。



欲深い人間がやると大変なことになるであります!
必要以上に儲けようとするであります!







そんな国司に対し武装したり、より格上の後だてを得ることで、身を守ろうとするでありますな!



もう少し国司の話をすると、国司にも色々あって「守・介・掾・目」とランクがあり、一番偉いのが受領(ずりょう)となります。
受領は任された国に行き、バシバシ税金集めします。残った国司は現地にはいかず、そういう人を遙任国司(ようにんこくし)といいます。



国司が行かない場合、不在の場所「留守所」へ目代(もくだい)を派遣!
現地の人「在庁官人(ざいちょうかんじん)」と仕事するであります!



国司は儲かる!なのでお金を払ってでもなりたい人が出てきます。
お金を渡して1回目になることを成功(じょうごう)、2回目以降は重任(ちょうにん)といいます。
売官売位(ばいかんばいい)があると、なんか悪い人が増えそうですよね。



事例があります!
藤原元命(ふじわらのもとなが)の税のとりすぎにより、農民から朝廷へ訴えがあったと尾張国郡司百姓等解文(おわりのくにぐんじひゃくしょうらげぶみ)に記録されてるであります!
強力な後ろ盾





自分が経営してるんだから、できるだけ税を払いたくない開発領主。
儲かるからガンガン税をとりたい国司。
ここから開発領主は国司に対し、土地を守ろうとします。格上の中級貴族に寄進、つまりプレゼントすることで、その土地を守ってもらいます。



それ貴族に渡したんじゃ、開発領主は得ない?



渡したと言っても、実際貴族はエッホエッホ耕しません。
なので定期的に一定の年貢を納めるって感じですね。



そっか!奴らが農業するわけないもんね!



それでも国司>中級貴族の力関係になる場合があります。
そうなればもっと上の上級貴族や皇族に寄進します。
時の権力者、藤原氏などがいると、とても強気に行ける相手じゃないです。



荘園領主は中級貴族「領家」、上級貴族「本家」になり、中でも実質的な支配権がある方を本所(ほんじょ)といいます。



や〜い!とりたたてこいや!後には藤原氏がいるんじゃ!



国司から逃れる特権がいくつかあります。
不輸の権、不入の権はわかりますが、国免荘(こくめんのしょう)は国司が免税してますね。あんなに欲深いのになぜ!



…恩を売る!?こやつ、策士だ!



国司に免税する権利はないんですが、任期期間があるので再度国司にしてもらうために、損をしないタイミングでこういうこともしました。
やはり欲深いですね。
これが対抗して強い後ろ盾をつけた作戦でしたが、一方で家来になるパターンも。



あえて家来になり、在庁官人になることで、自分の土地を管理することが公式にできます。
群・郷・保という単位を決め、そこに郡司・郷司・保司を配置し、細かく管理しました。
こうした国司が支配して税を集めた土地のことを国衙領(こくがりょう)といいます。公領と意味はほぼ同じで、使い分けてるだけです。



一つにしろって言ってんだろおおおおおおお!!!!!!
混乱すんだろがあああああ!!!!!
朝廷に金が入ってないじゃん!





そもそも朝廷にお金を入れたかったはずが、ここまで説明した内容だと国司だの貴族だのって、朝廷に金入らない仕組みになってしまっています。
本末転倒。なんとかしなきゃなんですが、この頃は藤原氏最強時代で、天皇といえどコントロールできませんでした。



そこにきて藤原氏に対抗できる、外戚関係にない天皇が誕生します。
後三条天皇(ごさんじょうてんのう)です。延久の荘園整理令(えんきゅうのしょうえんせいりれい)が出されました。
これは藤原氏だろうがなんだろうが、きちんと内容を見直す命令です。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





記録荘園券契所(きろくしょうえんけんけいじょ)という機関も作り、宣旨枡(せんじます)という公式の枡を使用してきちんと管理したであります!
任されたのは大江匡房(おおえのまさふさ)であります!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



後三条天皇により、藤原氏最強時代から天皇が政治をやれる時代に…!
と思いきや、院政(力を持ったのは上皇)に突入。
院政での上皇の経済基盤は荘園の寄進。さっき上級貴族に寄進して後ろ盾が〜とか言ってましたが、さらに最強の存在の上皇にプレゼントします。



上皇に寄進することで、領域展開してもらえます。
領域型寄進といい、田んぼのみならず周辺一帯を立入禁止区域にできます。強すぎます。
これだけ守ってもらえるなら寄進しちゃいますよね。



寄進された代表的なのが、鳥羽上皇(とばじょうこう)が娘の八条院(はちじょういん)に渡した八条院領(はちじょういんりょう)、後白河上皇(ごしらかわじょうこう)が自分が建てた長講堂(ちょうこうどう)にまとめてた長講堂領(ちょうこうどうりょう)があります!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



他には上皇の息のかかった人を知行国主(ちぎょうこくし)とし、知行国(ちぎょうこく)の税収を上皇が受け取る仕組みを作ってます。院分国(いんぶんこく)といいます。
これでは朝廷や天皇はお金が増えません。



て、天皇〜!



上にめっちゃ偉い人、真ん中に国司とか中級貴族、その下に開発領主、さらに下に下級農民みたいな構図は、荘園も公領も同じ。
これを荘園公領制といい、戦国時代の天下人、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の時代まで続きます!長いね!


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あとがき



終わったああああああああああ!!!!
よくやった自分んんんんん!!!!



覚えられる気がしない。
なんで我々が平安時代の田んぼ事情に詳しくないといかんのだ!



繰り返し予習復習するであります!


コメントは運営者が確認次第、表示されます!