皇位継承戦！古代最大の戦い、壬申の乱！（大海人皇子と大友皇子）

今回は古代日本史における最大の戦い、壬申の乱！
武力で天皇に即位します。

なんと雄々しいことか！
いかなる戦いだったのか、話してみよ！

なんやコスプレおじさんが…。

飛鳥時代は穏やかなイメージがあったが、全然違うではないうか！

さあ今日のメインは天智天皇（てんじてんのう）…ではなく、弟の大海人皇子（おおあまのおうじ）と息子の大友皇子（おおとものおうじ）になります。

似た名前！紛らわしい！
でもおじさんと青年で見た目は全然ちゃうな〜！

ちょっと待て。
大王（おおきみ）の娘は弟の妻になるのか…？
古代の価値観は中々混乱するな…。

本題に入る前に、大化の改新の立役者の中臣鎌足（なかとみのかまたり）が亡くなります。
天智天皇の右腕のような存在だった人なので、亡くなる前に鎌足専用の役職や、「藤原氏」の苗字をプレゼントされました。

あらあ…大事な友の死。これは辛いで！

そんなこと言っていたら自分の死期が迫ってきました。
天智天皇は後継者の大王を息子の大友皇子に継がせたい本音があります。
そうなると、後継者候補になっている大海人皇子は将来息子の邪魔になってきます。

ま、まさか！
よせ天智天皇！いくらなんでも弟を…！

狡猾な天智天皇は大海人皇子に「お前に大王を任せたい」と言います。
これに承知していたら大海人皇子は消されていたかもしれません。
天智天皇の発言に気をつけた方がいいと、蘇我氏の人から事前に忠告も受けていたので、「大王になる気はない！」と主張します。

大海人皇子は近江にいては命を狙われるかもしれないので、吉野へ身を移し、坊さんになります。
大友皇子の部下がその様子を「虎に翼をつけて放すようなもの」と言ってます。

？？？
朝ドラ見た？どういうこと？

鬼に金棒的な意味です。
韓非子（かんぴし）の言葉です。

空飛ぶ虎だと…！
やめてくれ、地上にいろ。
空はお前たちのテリトリーではない。

ただよく考えてみたら、場所を移動したところで攻め込んでくる可能性はありますよね。
このまま放置していたら大友皇子は天皇になって、邪魔な自分を消しにくるかもしれません！

大海人皇子の部下は、もともと領地だったところにこっそり向かい、挙兵の準備をします。
不破の道というところがあって、そこから東日本に行けますので、先回りして封鎖します。

こうして皇位継承戦が始まっていきました。
大友皇子側は寝返りをされたり、徐々に劣勢になっていきます。

経験値が少ない青年より、熟練のおじさんに政治してもらった方がええって流れなんかな〜。

次期天皇の座をかけて始まった戦いが壬申の乱です。
激戦の末、勝利したのは先手をとってた大海人皇子。
大友皇子は自害に追い込まれました。

親族同士でこのようなことが…。
太平の世はまだ来ない。

大海人皇子は天武天皇（てんむてんのう）として即位。
今までを振り返ると蘇我氏とか豪族が力をつけて面倒なことが多かったので、もう身内の天皇たちだけで政治やろうぜって方向性にシフトチェンジしていきます。

そして今まで大王と言っていましたが、この辺から大王より上の存在、つまり天皇と呼ばれるようになります。
表記を統一していたので、全員名前を天皇にしてありました。紛らわしくて申し訳なかったです。

一生懸命戦って天皇になったんやもんな〜。
そら張り切って仕事しますやろ！
にゃあ！お金が!!!

この富本銭は詳細不明なことが多く、今後の研究が期待されます。

バリバリ仕事してきた天武天皇ですが、なんと早々に最後の時を迎えます。
残務がめっちゃあります。

バカな！これからだというのに！
また皇位継承戦が始まってしまうではないか！
なんとかならぬのか！

仏に祈ったりしましたが無理でした。
サポート役としてここまできた奥さんの持統天皇（じとうてんのう）は、夫の意思を継ぐことを決意。
2人の息子を天皇にすべく動きます。

ちょっとした事件が起こります。
天武天皇の別の奥さんの息子が謀反を起こして自害に追い込まれました。
天武天皇が亡くなった同年にこれです。争いは避けて通れないのか。

ま、まあ持統天皇からしたら邪魔者がいなくなってよかったんちゃうか。

このままいけばそうだったんですが、なんと肝心の息子が急死してしまいました。
相次いで夫と息子を亡くしてしまった持統天皇。辛いでしょう。
こうなると次の天皇が誰かわからなくなってきました！

ほんまや！一体全体どこの誰が天皇になるんや〜!?
考えても考えてもわからへんで！ヒントないんか！
難しいでこんな問題〜！

…

眼精疲労で目と頭と肩がやられてる中、なんとか描ききった…。
みんなも頑張りすぎて寿命縮めないようにね！

頭は入念にもみほぐせ。
凝ったままでは血流が悪化し、抜け毛につながる。

わては頭どころか全身抜けてる…。
この時期コロコロが欠かせん！