土日更新目指してます!古い年代から進めて今に至る。

奥さんは大切に…人望なき君主の末路(エドワード2世とイザベラ)

こめ

今回はグロい要素があります。
一体この夫婦に何が…。

かんじゃ

そういうのに飢えていたのよ。
さ、聞かせて。

いぬかい

く、くぅぅん…!

寵愛の相手

こめ

前回の主人公エドワード1世の息子、エドワード2世と奥さんのイザベラの話になります。

父のエドワード1世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
息子のエドワード2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こめ

四男として生まれたんですが、兄弟亡くなってしまったので王様候補になりました。
エドワード2世はギャヴィストンという部下と仲良しでした。この仲の良さは男友達以上に深い関係です。
エドワード2世とギャヴィストンの関係を危険視したエドワード1世は、二人を引き離そうとします。

いぬかい

男色でござるか!
しかし国王だと子を残さないといけないでござるからな…。
難しい問題でござる!

こめ

エドワード1世は遺言でも離れるように伝えました。
しかしエドワード2世は無視します。

いぬかい

お父上の遺言を無視とな…!?

こめ

エドワード2世には奥さんがいました。イザベラです。
彼女はフランス王フィリップ4世の娘です。
端麗王の娘なので、容姿にも恵まれ「ヨーロッパNo. 1」だったそうです。

いぬかい

あんまり似てないでござる…?

父のフィリップ4世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
娘のイザベラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

愚王

こめ

エドワード2世が王様になる戴冠式のとき、ギャヴィストンは諸侯やイザベラに無礼を働きます。
これは自分が気に入られていることをいいことに、偉そうにしちゃうやつです。

バカップルにドン引き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かんじゃ

王妃に暴言ってなかなかね。
ふふ…調子に乗ってる人は好きよ。あとで痛い目見るから。

こめ

戴冠式の日だけではなく、他の日も悪口や嫌がらせをします。これには諸侯とイザベラは当然激怒。
ギャヴィストンの追放するように動きますが、エドワード2世は駄々をこねました。

かんじゃ

清々しいほど調子に乗ってるのね。

こめ

これだけ調子に乗っていれば、個人的に恨みを持つ人も出てきます。
ギャヴィストンはそのうちの一人に私的にやられてしまいました。
最愛の人が亡くなり情調不安定になるエドワード2世。
スコットランドとの戦いで敗北します。

この時代の私刑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かんじゃ

今度はエドワード2世の身が危うそうね。
ふふふ、諸侯やイザベラはどうする気なのかしら。

国王に殴り込み

こめ

ギャヴィストン亡き後、今度はそのポジションにディスペンサー親子という貴族がきました。
奥さんがいるのにそっちのけで親子と仲良くなります。

いぬかい

お、親子と…。
人間はわからん生き物でござる…。

こめ

この親子はギャヴィストン以上に調子に乗り、諸侯たちの土地をガンガン奪っていきます。その中にはイザベラの土地もありました。
これはキレて当然ですよね。

いぬかい

エドワード2世と親子!
もうこれ以上死亡フラグをたててはいけない!

こめ

ある日主従関係の挨拶でフランスに行くことになりました。
しかしエドワード2世は代わりにイザベラに向かわせます。
イザベラからしたら母国に行くからまあいいのか。

こめ

そこでイザベラはある条件を出します。
それは調子に乗ってるディスペンサー親子の追放です。
しないのなら帰国はしないと言います。

いぬかい

なんか…エドワード2世は帰ってこなくていいとか言いそうでござる。

こめ

そうは言いつつもイザベラはクーデターの準備をフランスで進めていました。
仲間を集め、イングランドに上陸します。
悲しいことにエドワード2世は人望がなく嫌われていたので、イザベラのクーデターは歓迎されました。

いぬかい

これが…人望なき君主の末路にござる!

イザベラ戦闘準備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イングランド上陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

確定

こめ

ディスペンサー親子死刑。
その後エドワード2世は廃位され、幽閉されます。
今後一切の敬意は不要となります。

かんじゃ

完全に見限られてしまったのね。
でもそれで気が済むのかしら、イザベラは。

こめ

ちょっと驚きですが、この二人には子どもがいました。
それが次の国王のエドワード3世です。
エドワード3世は自身の即位までの流れを危険視し、きちんと譲位されなければ受け入れなかったそうです。

冷静なエドワード3世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かんじゃ

鋭いわ。
エドワード2世の子どもとは思えないわね。

こめ

ここからグロ展開になります。
結果を先に言うとイザベラの指示により、エドワード2世は殺されました。
どう殺されたのか。ここは確定ではなく諸説ありです。

こめ

エドワード2世を救出しようとする動きが数回あったそうです。
もしそうなれば息子のエドワード3世はせっかく即位したのに、反乱に巻き込まれてしまいます。
母として息子を守りたかったのか。妻として積年の恨みがあったのか。
それは分かりませんが、イザベラは部下を呼び出し残虐な方法でエドワード2世の殺害を命じます。

かんじゃ

シュミレーションしましょう。
ちょっときて。

いぬかい

!?
なんでござるか!?!?やめるでござる!

こめ

鉄の棒を用意し、その先を熱々にします。
その棒をエドワード2世のお尻に突き刺し、串刺しにしました。

いぬかい

やめるでござるーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
虐待でござるーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

かんじゃ

うふふふふ!
あんたいい感じに丸出しで歩いてるじゃない。

こめ

こうして夫を死に追いやったイザベラは、「フランスの雌狼」の名で呼ばれました。
No. 1美女からの雌狼。すごい振れ幅。

こめ

エドワード2世は失地王ジョンと並ぶほどに不人気王です。
ジョンの方が可愛げありそうですけど、どっちもどっちなのか。

あとがき

こめ

今回の内容はアレでしたが、もう百年戦争目前ですね。
一旦神聖ローマ帝国に移ります。

かんじゃ

犬飼は何を日和ってるのかしら。
私はただ検査しようとしただけなのに。

いぬかい

ヒッ..ヒィィィン!!

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