ついに日本でワールドクラスの戦いが始まる…!
海上戦だ!
まずは波を起こして相手の船を転覆させます!
そ、そんなことみんなできるわけじゃないわ…。
登場人物
斉明天皇(さいめいてんのう)
家系:皇族
タイプ:お母さん
中大兄皇子のお母さん。2度目の天皇に即位した。
土木工事好き。
大きな戦の前に急展開を迎える。
・乙巳の変
・大化の改新
・蝦夷討伐
日本は飛鳥時代。
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)
家系:皇族
タイプ:改革者
中臣鎌足と一緒に大化の改新を進める。
母の斉明天皇に変わり、実務を担う。
大化の改新の中、敵となるものは容赦なく切り捨てる。
・乙巳の変
・大化の改新
・蘇我倉山田石川麻呂を追い込む
・有間皇子処刑
・白村江の戦い
・近江大津宮に遷都
日本は飛鳥時代。
久しぶりの親子回ね!
相関図
現在の大王(おおきみ)は斉明天皇(さいめいてんのう)です。
皇極天皇(こうぎょくてんのう)として1度なってますので、今回は2回目です。
新キャラがいる。
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と一緒で、この人も大王の子どもなんだね〜。
東北へ
大王になった3年後、斉明天皇は蝦夷(えみし)の地に部下を派遣します。
行ったのは阿倍比羅夫(あべのひらふ)。
蝦夷とは東日本に住んでいた人たちで、西日本住みの大王たちからしたら、まだ未開の土地です。
熊を倒してるの?
今一番蘇ってほしい人かも…!
邪魔者排除
斉明天皇は土木工事が好きでした。
道路の整備とかではなく、建物とかをよく建てさせます。
これは大王の権威をアピールする意味もあったのかもですが、なんせ重機のない時代です。とても大変なので不満が溜まります。
そんな中、蘇我氏の一族の蘇我赤兄(そがのあかえ)という男が、有間皇子(ありまのみこ)に接近します。
この赤兄は乙巳の変(いっしのへん)で出てきた蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだいしかわまろ)の兄弟です。
うわ!悪口言ってる!
これ2人で大王たちを倒しにいく流れ?
そうなるかと思いきや、なんと赤兄は中大兄皇子の味方でした。
悪口を言ってきたのは、有間皇子に謀反を企てさせるためです。
有間皇子は処刑されてしまい、これで中大兄皇子の敵はいなくなりました。
やるねえ!中大兄皇子!狡猾じゃん!
百済がピンチ
大化の改新で国内がようやく落ち着いてきたかと思いきや、国外がやばかった。
朝鮮半島にあった仲良くしてた国、百済(くだら)が滅亡します。
百済の生き残りは、なんとかして国を復活させたい。
そこで救援のお願いをしにきました。
軍を派遣してほしいのはわかるけど、王子?
ああ、仲良くする証として人質として倭国に来ていたのね。
難しいことになりました。
百済の味方をすると、敵である新羅(しらぎ)とその味方の唐を敵に回すことになります。このときの唐の皇帝は高宗(こうそう)です。
しかし百済を見捨てると、のちに倭国にも攻めてくる危険性があります。
ワンチャン百済+倭国が勝てば、それが一番いいので中大兄皇子は救援を決意します。
斉明天皇とともに、朝鮮半島に一番近い九州に向かいました。
何か嫌な予感がするわ…斉明天皇、行ってはいけない!
九州に着いた一行ですが、斉明天皇が急死します。
暗殺説もあるような…。
大きな戦の前に、母を失うという中大兄皇子にとって辛い状況です。
このとき実は大王は不在になります。
中大兄皇子は皇太子として、大王の業務を引き受けます。
これは称制(しょうせい)といいます。
白村江の戦いとその後
狡猾な中大兄皇子が滝汗をかく事態に。
百済まで行った倭国の軍ですが、なぜか百済は内戦もしていました。
ただでさえ強大な相手と戦わないといけないのに。
この時代はネット社会じゃないので情報をすぐに得れないのが辛い。
劣勢状態で始まった白村江の戦い。「はくそんこう」「はくすきのえ」どっちでもいいです。
倭国軍は大敗。
そして百済は復活ならず。
その後高句麗(こうくり)も滅ぼされてしまい、朝鮮半島は新羅が統一します。
やべー事態じゃん!
倭国に連合軍が来る!
呑気にしていられません!
急いで防衛に力を入れます。
結果ですが、新羅+唐は攻めてきませんでした。
それは新羅と唐が仲違いしたので、そこで戦争をしています。
倭国に構っている場合ではなくなったので、助かりました。
なんかズコー。
でもよかったね。
斉明天皇即位のタイミングで難波から飛鳥に戻っていましたが、そこから琵琶湖の下の方にまた遷都します。
そこで中大兄皇子は正式に大王に即位。天智天皇(てんじてんのう)となりました!
あとがき
即位したばかりですが、天智天皇も終わりの時が近づいてきました。
えっ!せっかくなったのに。
何か…また身内同士での争いが見えるわ…。
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